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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

40℃の人。

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コミュニケーションの研修で、「40℃の人の対応方法を知りたい」と、参加理由を挙げた方がいらっしゃいました。

「40℃の人」とは・・・。

「俺、昨日、38℃も熱が出ちゃって大変だったんだ。苦しかったぁ」と言う人に対して、
「俺なんか、先週、40℃出たことあったよ。」と応じてしまう人。

「熱あったんだ、大変だったね」と共感すればよいのに、
「俺の方がすごい熱だったぞ」と”自分”話に持ち込んでしまう人。

こういう例、時々見かける。

たとえば、

「お客さまからクレームが来て、電話で1時間だよ、受話器が耳にくっついちゃうかと思った」

というと、

「電話ならいいじゃん。この間、俺、呼び出されて駆けつけたら、2時間立ったままお説教だよ」

と話を横取りする人。

いますよねぇー、ということで盛り上がりました。

ほかにも、あさってな方向に話を捻じ曲げてしまう人というのもいます。

「昨日さぁー、ディズニーランドに行ったんだけど、京葉線が混んでてたいへんだった。でも、ディズニーランドは楽しかったなぁ」

などというと、

「京葉線ってさあ、朝すごく混むよね、あと、雨に弱いし。それに京葉線っって駅と駅の間がかなり広いから、なかなか着かないんだよね。 京葉線より、やっぱり、車で行ったほうが便利じゃない?ディズニーランドは」

などと、「そこじゃないだろう」と思われる部分に食いついてくる人。

40℃の人も、あさってな人も、結局、人の話をちゃんとは聴いていないんですよね。

聴いているつもりでも、聞いているだけで、しかも、関心は自分の内面にある。相手が何を伝えたいか興味を持っていない。相手の話の中から自分が食いつける場所を見つけて、自分に引き寄せてしまう。

だから、話し手としては、「そこじゃない」「なぜ腰を折るんだ」と不満に思ったりするわけです。

・・・40℃の人。

どう対応すればよいのでしょう?

一つの手としては、

「今は、私の発熱の話をしているんだから、最後まで聴いて!」

と直接伝えること。

でも、その「40℃の人」が、かりに上司や先輩だったら・・・。

難しい。


そして、「40℃の人」は、往々にして上司や先輩など、自分より”立場”が上である場合のほうが圧倒的に多い。

どうしたもんでしょうか?


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