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こだわりとカレー、オリジナリティと基本

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

カレーと言えば、嫌いな人を探すことが難しいぐらいの国民食だ(たぶん)。

それだけに、「自分の色」を出そうと、いろんなこだわりがある人も多い。「あめ色の玉ねぎをいれるのがオレのレシピだ」とか、「カレーにはすったりんごを入れる」とか、「チョコレート(またはコーヒーの人も)を入れるとコクが出る」とか。

御多分にもれず、ボクにもそんなところがあって、あめ色のたまねぎをせっせと作っては、カレーをつくっていたのであった(ちなみに、あめ色たまねぎは最初にレンジでチンすると早くできる)。

多くの人にとって、「カレーの作り方なんて知っているよ」というたぐいのもので、改めてレシピを見ることはほとんどない。そんな折、昨日ふと、「レシピ通りに作ったら、カレーはうまいのか?」と思って、レシピ通りに作ることにした。

ルーは、1箱(8皿分)
玉ねぎは、中2個。400g
じゃがいもは、中2個。300g
にんじんは、中1本。200g
肉は、300g
水は、1000ml

そうか、水は1000mlなのか。オレはそんなことも知らなかった。パッケージには、他にも細かな情報が載っていた。

野菜は玉ねぎがしんなりするまで炒める......とか
沸騰してから15分煮込む......とか
はちみつを入れるときはもっと煮込む......とか
ルーを入れるときは火を消して......とか
ルーを入れてから10分煮込む......とか

レシピ通りのカレーは......うまかった。

改めて思うのだけど、レシピは、メーカーさんが「これがもっともベストな作り方だよ」ということを提示しているはずで、その通りに作れば、もっともおいしくできるはず。

それなのに、オレはいままで基本さえ知ろうとせず、「オレはあめ色玉ねぎだ」とか、「いや、りんごだ」とか、「いや、チョコでしょー」とか、勝手なことを言ってた。メーカーさん、いつも適当でごめんなさい。オリジナリティは、基本が出来てからの話でした。「あめ色たまねぎは最初にレンジでチン」とか、どうでもいい知識でした。本当にごめんなさい。

基本を大切にせずに、オリジナリティを出そうとヤツはタチが悪い。
仕事も、人生も同じかもね。

これからしばらくは、レシピ通りに作ります。
(でも、どこかでオリジナリティを出したいとたくらんでいる困ったヤツ)

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