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競争になり優れたものしか残らない世界で生き残る術(すべ)

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

昨日、情報はタダで手に入る時代に大切にしたい2つの価値という記事を書きました。「インターネット上の情報はやがてタダになる。しかも、質が高い」というお話でした。

で、今日は昨日の続き。

「インターネット上の情報はやがてタダになる。しかも、質が高い」のは、利用する人から見れば最高ですよね。

一方、コンテンツを作る(もしくは、仕事に活かすために情報発信している方も含めて)人から見れば、厳しい世界になるんだろうなと思います。

なぜなら、最初のうちはどんなに圧倒的で、質の高い情報も、多くの人がまねをしたら価値は下がっていくからです。

この現象は、ひょっとしたらもうはじまっているのかもしれません。たとえば、近年、気軽に読める「感動した話」「面白かったらシェア」のような情報は、「これ、前もどこかで見た気がするなぁ」という感じになっています。ボクも初期のころ、Facebookで「いいね!」をしていましたが、今はすべてはずしてしまいましたし。

インターネットは平等で、情報を発信していればいつでもどこでもつながれる。みんな、フリーダムだ!チャンスがあるぞ!やりたいことを仕事にしよう!......というのは、確かに理想ではあるけれど、ひょっとしたら淡い幻想なのかもしれません。競争の中で生き残るのは、厳しい。

もっとも、インターネットに限らず、世の中はもともとこういう構造です。あるお店で評判になったものが(導入期)、みんながまねをしはじめて(成長期)、似たような商品があふれて(成熟期)、いずれ市場から淘汰される(衰退期)・・・という成長カーブの繰り返し。

夢も希望もない話ですみません。でも、現実は現実として、まず、認めておきたい。

そんな構造を知った上で、その中で生き残るためには、どんな術(すべ)が必要なのでしょう?

1つは、その中でも突き抜けること。情報の質が体系的に高いサイトはまだそんなに多くはないと思っているので、まだまだこれから。ていねいに作りこんでいきたい。

1つは、競争には参加せずに、オリジナリティを追及すること。「○○のサイトにまた行きたい」と思ってもらうこと。

「○○サイトにまた行きたい」と思ってもらうためには、情報の質がよくないとそうなれない。逆に、どんなに情報の質が高くても、他と同じような情報だと価値がないので、人柄があふれたオリジナリティが必要。つまるところ、情報の質とオリジナリティの両輪をまわしていく必要があるんでしょうね。

まぁ、あまり難しいことを考えずに、「自分が体験したことを、自分の言葉で出していけばいい」だけでいいのかな・・・なんて。昨日も書いたとおりです。あとはやっぱり・・・喜ばれることかなぁ。

今日もお読みいただきありがとうございます。
どんな仕事も同じなんでしょうけどね。お互いがんばりましょう、楽しみながら。

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