元アナウンサーとして、マスコミ業界の裏側を伝えます。洋楽番組を担当したので非常に洋楽にも詳しいので、そのあたりもバッサリ斬ります。イギリス留学経験の楽しい話も!

あきらめないで! あなたも局アナになれる

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 私は、30歳で商社を辞め、32歳で局アナになれました。
 男性で、局アナ経験がなく32歳にして初めて局アナになったのは日本で私だけ。しかし、スポーツでの実績があるとか、やたら技術がうまかったからというわけではありません。もちろん、イケメンということもないです。(笑)

 そんな僕が、どうやって局アナになれたのか、秘密を伝授します。

・アナウンススクールに通うのはほとんどムダ!
 商社在籍中の27歳から、アナウンススクールに通いました。使ったお金は100万はくだらないはずです。
 アナウンススクールにはいろいろな種類があります。

 カルチャーセンター主催の、「話し方教室」「朗読教室」
 局主催のアナウンススクール
 アナウンススクールでのレッスン
 元局アナによる個人アナウンススクール
 個人レッスン

 分野別では、「ブライダル司会養成講座」「ナレーター養成講座」「スポーツ実況講座」などがあります。

 私は上記、全部通ったことがあります。ああ、今考えると非常にムダが多いですね。それは、運営者は通ってもらってナンボなので、技術を小出しにすることが非常に多いことが最大の理由だと思います。

 特に、大手のテレビ局が運営するアナウンススクールはほとんど役に立ちません。2時間の講座に生徒が30人いたとすると、ほとんど個人的に教えてもらうことはありません。有名な局アナに会いたい人はそれでもいいでしょう。しかし、それだけです。
 新卒向けのアナウンス講座は、局アナの事前選考も兼ねていることが多いですが、OL、社会人向けのスクールは局アナにはまずつながりません。フリーアナウンサーのプロダクションに紹介してもらえるのがせいぜいです。でも、「アナウンサー 事務所」で検索すると、たくさん事務所が出てきますし、HP上で募集は多くかかっていますよ。

 では個人レッスンはどうかというと、1時間2人で5000円は取られます。確かに、こちらは技術的に役に立ちます。しかし、いかんせん高いです。どうせ選ぶなら、5000円以上の価値がある講座を受講したいですよね?

 例えば、アナウンサーのナレーションと、ナレーターのナレーションは全く違います。アナウンサーは「正しく伝えること」が第一目的で基礎を作るので、やはり型にはまったナレーションになることが多いです。
 対してナレーターさんのナレーションは、「味」がすべてなので、個性が強く出てきます。ナレーターになりたい人はナレーターの講座に行くのがいいでしょう。

 狙い目なのは、元局アナが個人的にやっている講座です。あるキー局の元アナウンサーがやっている講座は1回3000円程度で、人数も5人程度。当然ながら人間的なつながりができるので、親身になってエントリーシートの書き方も教えてくれたりします。
 私がお世話になった某キー局の元アナウンサーは、サービスで個人レッスンを無料でやってくれます。こういう人は、自分の技術を伝承したいのです。だから内容も濃いです。


 次回は、「フリーアナウンサーは辛いよ」と題してお届けします。

Comment(2)

コメント

りん

はじめまして、りんと申します。
「アナウンサー 諦め」で検索すると
このブログに出会いました。
記事を拝見させていただき、目頭が熱くなりました。。
私は今ケーブルテレビのアナウンサーをしています。
アナウンサーといえる仕事は本当に僅かですが、、
だからこそ、NHKや民放のアナウンサーになりたくて
試験を受け続けています。
書類で祈られてしまいますが(^^;;
学生時代はアナウンススクールに通って試験を受けましたが
なかなかESも通らず。。やっと書類が通ったのは2社程でした。
社会人になってからは、元アナウンサーの方の
ES指導講座を受講してもダメで。。
会っていただくことも許されずに、落ちてしまいます。

1時間前まで本当に挫けそうでした。
しかし、山森さんの記事を見て
諦めない、諦めたくない、今ここで諦められないと、
思いました。

私は未だにESで躓いていますが、
いつか絶対地上波で、自分が取材したことを私の声と言葉で
伝えられるように、もう少し、頑張ってみます。
記事を書いてくださって
有難うございました。

山森貴司

今日、コメントをいただいたことに気がつきました。ブログのアップの方法ぐらいしかわかっていなくてすいません。

りんさん、あきらめるのはいつでも出来ますよ!
女性だからといって年齢は関係ないです。
運がないわけではなく、行くべき放送局にめぐり合っていないだけのことです。今ケーブルテレビのアナウンサーならば、何社でも受け続けることです。フリーアナウンサーのご経験もあるかもしれませんが、ブログに書いたとおり、収入的にかなりきつく、精神的に参るのでお勧めしません。

コミュニティFM、ケーブルTVと県域FM、県域地上波では、天と地の差がありますよね。県域FMもちゃんと局アナです。また、NHKのキャスターは、女性しか採らないので(生真面目に私は応募してました。合掌-笑)絶対にチャンスあります。NHKのキャスターになれば、地方局は受かるので、「絶対」に大丈夫ですよ!

がんばってください。心から応援しています。

山森貴司 拝

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