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新しい職場で親密な人間関係をつくる ──自己開示

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プロジェクトメンバーは知らない人ばかり

ITエンジニアはプロジェクトを渡り歩く。ひとつの開発プロジェクトが終われば、また次の開発プロジェクトで仕事をする。プロジェクトが変われば一緒に働くメンバーも変わる。そこにはいろいろな個性を持った人たちがいて、気の合う人もいれば、そうでない人もいる。次の新しいプロジェクトに加わる前は「どんな人がいるのだろう?」「みんなと仲良くなれるかな?」「いじめっ子はいないかな?」と転校生のような心境になる。

知らない人ばかりだと仕事がやりにくい

知らない人ばかりだといろいろと大変だ。まわりにどのような人がいるのか、どんな性格の人なのか、どんな役割なのか。そんなことを観察したり、人の顔色をうかがいながら仕事をしなければならない。何か困ったことがあっても誰に相談すればよいのかわからない。相談する相手がどのようなポジションで、どのような知識・経験を持っているのかもわからない。何年も一緒に仕事をしている人と仕事をしていればそのような苦労は必要がないのだが......。

メンバーと親しくなるために自己開示をしよう

プロジェクトに加われば、知らない人と一緒に仕事をすることは避けられない。であればそのような人と早く打ち解けて仲良くなることが必要だ。仲良くするためにはどうすればよいか。そのためには「自己開示」が必要だ。自己開示とは自分に関する情報を相手にさらけ出すことだ。例えば、年齢、出身地、趣味、最寄り駅、見ているテレビ番組、はまっているゲーム、今までの開発経験などを開示することである。

自己開示をすると好意を持ってもらえる

心理学者のジュラードの実験によると、自己開示をすると相手に好意を持ってもらえることがわかっている。隠し事をせず、心を開く相手には親近感を覚えることがその理由だ。また自己開示は相手の自己開示を引き出すこともわかっている。相手が胸の内を開けば、安心して自分の胸の内をさらけ出す効果があるのだ。相手にされると自分も同じように返したくなる返報性の心理が働くのだろう。

自己開示のきっかけを作る

しかし職場で皆が忙しく、仕事以外の話をすることがはばかれることもあるだろう。そのような場合は、一緒にランチに出かけたり、仕事帰りに飲みに行ったりして、仕事に関係のない話をするようにしよう。また、マンガやゲームを机の上に出しておけば、同じ興味を持っている人から声をかけてもらえるかもしれない。ディスプレイに何かのフィギュアを飾れば「なにこれ?」と会話の呼び水になるかもしれない。

自己開示は"人間味ある"情報を

自己開示で注意しなければならないのは、話題の選択だ。自己開示として効果があるのは"本音"、"私生活"、"弱さ"に関する話題だ。「会議では難しい単語を使っているけど、正直なところ言葉の意味はしっかりわかっていないんだよね」、「先週、子どもが生まれたんですよ」、「奥さんに頭が上がらないんですよ」といった人間味を感じられる話題でなければならない。

利害が絡む問題は避けよう

一方、"悪口"、"自慢話"、"利害相反"に関する話題は自己開示としては避ける必要がある。利害関係があることとは、相手にとって不利益をもたらす話題のことだ。例えば「Javaのスキルが必要なプロジェクトだから、面接で"できますよ"って言ったけど、実はまったくやったことないんですよ」なんていうのは最悪だ。本人は本音を打ち明けてスッキリできたかもしれないが、仕事で周りに迷惑をかけることになるため親近感や好意を持つことはできない。そのため本音であっても利害が絡む話題は、人間関係を築くためには向いていないことを知っておこう。悪口や自慢がよくない理由は説明するまでもないだろう。

働きやすい環境を作るため自分をさらけ出そう

もし相手が自分に好意を持ってくれれば仕事がしやすくなる。相談もしやすくなるだろうし、困ったら助けてくれるだろう。自分が相手に親近感を持つことができれば相手の相談に乗ってあげたり、困っていれば助けてあげようという気になるだろう。力を合わせ合い、助け合うことで職場は快適にすることができる。働きやすい環境を作るためには自分からさらけ出すようにしよう。

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