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経営コンサルタント 中津山 恒の日常ーいつの間にやらガジェットがいっぱい

イベント主催者としてのDoorkeeper利用体験記

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 9月27日に開催するセミナーのため、Doorkeeperにコミュニティとイベントを作りました。セミナーの開催は来週ですが、ここまでのDoorkeeperの利用体験記を書いてみたいと思います。これからDoorkeeperを利用してイベントを開催する方のご参考になれば幸いです。

コミュニティ

**イベント** **■Doorkeeper利用のメリット**  これまではセミナー開催の準備を自力でやっていたので、以下をすべて手作業で行う必要がありました。
  1. 申し込みの確認

  2. 支払方法の確認

  3. PayPal請求または口座情報の連絡

  4. 支払確認

 文字にしてしまえばこれだけのことですが、自分だけでやるのは結構大変でした。たとえるなら、ヤフオクで数多くの商品を一度に売りさばいたような感じです。筆者も、ある時期まとめてヤフオクに出品した経験があり、実際に大変な思いをしました。  これまで八洲学園大学で開催した公開講座([担当講座一覧](http://www.yashima.ac.jp/univ/extension/lecturer/detail/post_125.php#tantokouza))では、大学側でこれらをやっていただいたので、こうした事務作業をしていただける恩恵の大きさを改めて認識しました。 **■主催者としてDoorkeeperを利用することのメリット**
  1. 参加登録と決済が自動化される
    前記での煩雑な作業が自動化されて、手間が削減される。

  2. 参加者管理が楽になる
    手作業で名簿を作成して、振込先、振込予定日、振込日などの支払状況を管理する必要がなくなる。

  3. 参加者と潜在顧客に便益を提供できる
    次回以降のセミナーのお知らせや、受講者特典などの案内が簡単にできる。また、今回は都合がつかないが、次回以降の参加を希望される方へ今後のセミナーの告知を行える。

**■主催してみて初めて分かったこと**  今回Doorkeeperの主催者となって、初めて分かったことがいくつかありました。
  • イベントの検索は難しい
    Doorkeeperのサイトでコミュニティやイベントを検索するのは難しい。逆に、それがプロモーションのインセンティブになるように考えられている模様。

  • プロモーションの条件
    チケットの販路、イベントの登録済み参加者数などが条件となっている。Doorkeeperに誘導し、主催者が自助努力して参加者を獲得することが求めらる。

  • 手動許可
    前払いのみで設定したのに、手動で許可すると会場払いになってしまう。問い合わせたところ、「表示上の問題だけである。現在は手動許可機能を利用する人はほとんどいない」との回答であった。
    初めのうちは、ワークアラウンドのために参加者と直接メールをやり取りしていたため、ご迷惑をおかけしたし、Doorkeeper利用のメリットが半減した。

  • 他の販路との兼ね合い
    前回のセミナーに参加された方には直接ご連絡しており、そのときと同じ支払方法で入金されている。システム上どう扱えばよいか考える必要があった。

  • 割引コード
    過去のセミナーを受講された方と、27日に通しで受講される方には割引コードを発行することにしたが、これは煩雑だった。過去に受講された方のチケットと、27日の通しチケットを発行すればよかった。

  • メール不達への対応
    手続きが分かりづらいのかもしれないが、申し込みを終えても支払が終わっていない方が多い。システム上、24時間以内に支払を終えないとキャンセル扱いになるためにメールでお知らせするが、迷惑メールフィルタにかかってしまうことも多い。違うドメインから送信したり、Doorkeeperのメッセージ機能を利用したりして対応した。後者は条件に合致する方全員へ送信することになるため、「未払いの参加者」を指定して送信した。
    筆者Webサイト問い合せから申し込んでいただいた場合は、フォームにある任意記入の携帯電話番号のフィールドにほとんどの方が番号を記入されていた。電話した実績はないが、いざという場合の保険としては重要だと認識した。

■おわりに

 今回は、主催者として初めてDoorkeeperを使った経験をまとめてみました。新たな気づきがあれば、セミナー実施後に改めて記事にまとめようと思います。


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