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ITのきらいな男がIT業界に迷い込んで創ったビジネスモデル

カジュアル動画

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最近、カジュアル動画という言葉をよく使っています。たぶん、私が、オリジナルです。
速い、安い、手軽な動画、そして、投資対効果の高い動画をさします。
動画プレゼンテーションのビジネスを始めて、早いもので既に8年。それなりに、実績が増えてきました。
そんな中、最近、こういう要望をお客様よりいただきます。
「ソーシャルメディアなんかで、動画を出したいけど、プレゼンテーションスタイルでなく、
低価格で訴求力のある動画って、できませんか?」
CMをたくさん作っている会社さんにとって、カジュアルな価格(20万円前後)で
動画制作(企画、撮影、制作などワンストップで)を依頼できる会社が身近にないみたいで、
プレゼンテーションスタイルの動画で取引のある当社に相談があります。

実は、お客様にコンセプトをしっかり理解いただければ、動画制作の価格はいくらでも
安くなります。
動画制作の価格構成は概ね以下の通りです。
・企画費(事前打ち合わせや提案など)
・撮影費(カメラマン、ディレクター)
・編集費(映像、音声調整、OKシーンの確定)
・制作費(CG制作、フォント、エフェクト、BGM)

また、ここに大手代理店などが入ってきたら
・代理店マージン
・リスク(手離れが悪くなることを想定したコスト)

などが追加されます。

Photo_2

低価格の動画制作の場合は、大手代理店さんは
入ってくる余地はないかと。(というか、そんな市場は狙っていないと思いますが)

お客様にカジュアル動画のコンセプトを理解いただき、
全てのプロセスで、70%ほどテンプレート化(パッケージ化)されたものを
利用し、残り30%は、お客様のご要望にあったものに作り込みながら、
統合していく・・・ちょうど、ERP(動画の場合、それほど、高価ではありませんが)の
導入に似たところがあります。
手離れが良く、作り込みがなければ、価格を安くできるのは、ITも、動画も
同じことですね。

ブロードバンドやWi-Fi、スマホやタブレット、ソーシャルメディアと、
動画が圧倒的に栄える時代になった今、安く、大量に、安定的に、良いものを
作れる会社が生き残っていくのでしょう。

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