オルタナティブ・ブログ > Cathedral Break in Action >

エンタープライズ(企業)向けのオープンソースとか育児とかについて考えていきます。

Redmine×アジャイル計画

»

以前、チケット管理システムであるTracの本を、前職の同僚と出しました。その本には、Tracの使い方だけでなく、プロジェクトをチケット駆動で回すことのメリットなどにもページを割いています(僕の担当はどちらかというと技術的な記述中心でしたが)システムは導入したはいいが、どう使うのか、という部分がやはり重要かと思ったからですね。

そんなわけで、いまのプロジェクトでもチケットでプロジェクト管理を行っています。ただ、Tracの後発であるRedmineというRailsで作られた仕組みを使うことにしました。後発であるだけあってよく練られており、洗練されている印象ですね。Tracがプラグインで実現している機能があらかじめ備わっており、導入後ほとんどカスタマイズしなくてもよい点もラクでした。カスタマイズもWeb上からできることが多くて感心します(そしてなによりTracと違って、複数プロジェクトを管理できる点が大きい)RedmineはRailsなんで、多少読み込めば改造もしやすそう、という理由もありました。TracはPythonで書かれており、僕はPythonは読んだことがないので少し敷居が高かったんですよね。

プロジェクト自体はこれまでお客様との要望がメールで五月雨式にいただく感じだったのを、お客様自身にチケットに直接コメントを入れてもらえるようにしました。まだ始めたばかりですが、うまく回るようなやりかたを模索しているところです。フォーラムとかで雑談ができたり、イテレーションの定期リリースがわかりやすい表示になっているのも比較的受けが良さそうです。

プロジェクト管理には名著「アジャイルプロジェクトの見積りと計画づくり」を参考にしていくつかカスタマイズしようと思っています。プロジェクト人数が非常に少ないので、本の通りには進められませんが、タスク・ストーリー・エピックなどをすべてチケットとして切り、階層構造はチケットの関連で表すことにしています。また、規模を時間で見積もるのではなくストーリーポイント(SP)で見積もるやり方も取り入れています。SPとして数値型のカスタムフィールドを作りました。

あとは、メンバーが単位時間にこなせるSPをリアルタイムでベロシティとしてどこかに表示できたり、そのベロシティとチケットのSPから予測時間なども出せるようにできれば便利ではないかと思っています(このへんはさすがにソースを書き換えないと難しいのかな)

最近の双子状況:帰省して祖父母に甘やかされまくってきました。それにしても男女であるせいか、性格が全く違います。男の子はとにかく甘え上手です。たまに会う祖父母のような人間はそういうのに弱いです。とはいえ、逆を言えばすぐに泣くのが困りもの。うかつに窓もあけていられません(近所迷惑なほど泣き声がでかい……)女の子はマイペースで淡々と遊んでいますが……。

Comment(0)