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農業とUSTREAMの新しい試み 大潟村あきたこまち生産者協会は風評被害対策でどう動いたか?

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昨日9月28日に、私の会社が運営するUSTREAM STUDIO恵比寿から、
「大潟村あきたこまちの新米をおいしく食べる会」という番組が配信されました。
大潟村あきたこまち生産者協会は今回の放射能による風評被害を払拭するため
消費者視点にたった対策を考え、1ベクレル/kg以下のおコメしか出荷しないことを決めまました。
詳細は前回のオルタナブログをご覧ください。

今回、大潟村あきたこまち生産者協会涌井徹代表は、
自分のコメづくりへの思い、安心なコメ作りへの姿勢などを
消費者のみなさんへダイレクトに伝えたいという事からUSTREAMでの番組配信を実施しました。

涌井代表は、放射能問題の中で正しい情報を集めたり、放射線測定器などを採用し
どうすれば安心なおコメを作れるかを考え続けました。
新米が収穫されたタイミングで
「安心、安全で美味しいおコメを責任をもって消費者の方に提供したい。」という気持ちを
消費者にダイレクトに伝えたいということで、
ソーシャルメディアでのコミュニケーションを採用し
今回はUSTREAMに自ら出演し、配信することをを決めたそうです。
また、今後はFacebookで消費者との交流も積極的に行っていくそうです。

実際、昨日の配信は、18時台という時間にも関わらず、総視聴者数は2500人を超え、
消費者の食品、特に主食であるおコメの安心、安全への関心の高さが感じられました。
今まで、農家がメディアから情報発信する事は難しかったのですが
ソーシャルメディア時代には、自分たちの真摯な取り組みを発信することも可能です。
誰もが自分放送局を作り、情報発信が可能なソーシャルメディア時代。
企業の取り組みを消費者にどう伝えるかのコミュニケーション設計が大事になってきています。
動画は企業経営者の考えやアクションを消費者に伝えやすく
かつ、ソーシャルメディアでシェアされやすいコンテンツです。
昨日の、涌井代表の発言がユーザーに共感を得、シェアされたからこそ
2500名の視聴者の方がUSTREAMを見てくださったのだと思いました。
ソーシャルメディアでの中小、中堅企業の情報発信に手応えを感じた瞬間でした。

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