オルタナティブ・ブログ > 熊谷修司の最高のチームを創る >

組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

上田 利治氏を悼む

»

阪急ブレーブスの元監督 上田利治氏が逝去された。

中学生の頃、上田監督の記事を新聞で読んだ。それを今でも覚えている。

キャンプ地のグランドに石ころが多く、上田監督が誰よりも早くグランドに来て石ころを拾っていた。「選手がケガをしないように」と言って。その姿を見た選手達が全員で石を拾い始めた、と書いてあった。

もし、自分がいつか野球の監督になったら、選手よりも先に自分から石を拾う監督になろう。その記事を読んで思った。

選手よりも早くグランドに来て、グランドを見る。

生徒よりも先に教室に来て、教室を掃除する。

それを上田監督から学んだ。

グランドには選手より早く現れ、グランドに入ってくる選手達に声をかけるのが上田監督のやり方だった。

野球の解説を聞いていて、すごいと思ったのは上田監督と野村監督だった。

情熱と知識と思いやりを持った監督だったのだろう。

そんな人になりたいと思って野球をやって来た。

ご冥福をお祈りする。

Comment(0)