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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

女子マラソン代表に関する考察~2

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それは「内定」と言う言葉の使われかた。

現状では、陸連が内定と言った場合それは「確定」の意味あいを持ってるようだ。本来「内定」は確定ではないのだから変更の可能性もある。就職が内定したとしても、取り消されることもある。その意味で使われるのであれば、大阪の大会後に福士選手に内定が出されていてもおかしくない。福士選手も「内定はもらったが、取り消しの可能性もある」と納得できるだろう。

今回の問題の一つは「内定」という言葉の使われ方だった。

もう一つ 福士選手が名古屋大会の参加を表明した時の陸連の対応には首肯しがたい。「出る・出ない」は選手が決めること。主催団体は、黙って見ているべきだった。駆け引きのカードの匂いがするのだから。

スポーツを巡る一つの問題から、学ぶべきことはたくさんある。

何が問題になっているのか、その本質を理解するにはいろいろな視点からの思考方法が必要になる。

しっかりした「考え方」を身に付けたい

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