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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

ブルキナファソの野球少年との交流

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TVでブルキナファソの野球少年が、日本の独立リーグのトライアウトに挑戦する姿が放送されていた。野球に取り組むひたむきな姿勢が印象的だった。

その彼らが先日、本校を訪れ書道や英語の授業に参加し生徒と交流を深めた。JICAから「ブルキナファソの少年との交流」の打診があり、すぐにOKの返事をしたのだった。このプロジェクトは海外青年協力隊としてブルキナファソに渡って野球を指導した出合さん(富良野出身)がNGOを立ち上げて、彼らがプロを目指すのを支援している。

高野連の規定の関係で、練習内容に制限がある中で彼らに練習してもらった。みんな礼儀正しく、グランドで風で舞ったゴミを追いかけて拾いに行った。

「僕らはプロを目指す。君たちはなぜプロを目指さないんだ」と言っていた。彼らがより良い生活をするには「プロ野球選手になる」という選択肢しかないのだ。だから必死になる。

豊かな日本の若者には、選択肢がたくさんある。たくさんありすぎて、一つのことに必死になれないのかもしれない。それは若者だけでなく、自分にもあてはまること。

彼らは素晴らしかった。脱帽し「ありがとうございました」と言われ、胸がぐっとつまった。

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