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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

誰のために学ぶのか

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40才で大学再受験を決意し、勉強を始め41才で再入学した。卒業した時には43才になっていた。

最初の授業は指導教授との1対1で、「現職のまま大学院に来るのは大変なことだ、なぜ学びに来たのか」と問われた。

「自分が学ぶことで生徒の役に立てると思ったからです」と答えたらしい。

実は、このやりとりは卒業するまで忘れていた。卒業のお祝いの席で、先生がこの話を披露してくれた。その時にやっとに思い出したほどだった。

先生は、この時「心の中で握手をした」と言ってくれた。

なでしこジャパンの佐々木監督は「自分の成長がなければチームの成長はない」と語る。

チーム・組織を率いる者は、そのメンバーに対して責任がある。だからメンバーのために学び成長することは義務に近い。大学に行くことだけが学びではない。自己を研鑽することが大人の学びであろう。

ビジネス漫画の主人公・島耕作 好きなキャラクターだが 「学ぶ姿」がない。

ビジネスマンの何を見て評価するのか・・・人それぞれだろうが自分の場合、それは、仕事ができるとか、技術があるとか、肩書きとかではなく、不器用でもひたすら学ぶ姿勢、その一点で尊敬する。

自分は学びの中で、実に多くの人に出会い、そのおかげで成長できた。感謝。

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