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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

高校野球 春の大会終了

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ご声援ありがとうございました。この場をお借りしお礼申し上げます。私たちは1回戦で延長12回の息詰るゲームを制し、本日、2回戦・強豪私学と対戦し2−3のスコアで敗れました。全国各地から応援メッセージをいただきながら、期待に応えられず申し訳けありません。                                 

残念ながら勝つ事はできませんでしたが、私はこの選手たちに出会えて、大好きな野球ができたことを嬉しく誇りに思います。このチームに言い続けている事の一つは「ゴミを拾う」ことです。今日も選手たちは持参したゴミ袋を片手に球場入りし、負けて球場を後にするときも、目に涙をためながらゴミを拾って帰りました。そんな姿を見ていると涙がボロボロ出てきてしまいます。
 
他人のミスをカバーするのは野球の基本。ゴミを拾うのもカバープレー。環境を整えたら心も整う。だからゴミを拾う。
「善を行うに勇なれ」この言葉にも敏感に反応した選手たち。ゴミを捨てる大人、ゴミを拾えない大人のなんと多い事か。コンビニのゴミ箱に自分のゴミを捨てる非常識な大人たち。同じ大人として嘆かわしい。  
 
「ゴミを拾いなさい」と言われて素直にゴミ拾いを始めた生徒たちは、試合前の緊張した場面でも当たり前にゴミを拾うようになった。このような若者が社会を良くしてゆくのだと思う。                                 
自分の言葉を素直に受け止めてくれる選手達、ほんとうにありがとう。君たちを誇りに思う。                                    
だから君たちは、多くの人に応援されるのだろう。
インターネットで経過を追い、試合終了の瞬間、涙を流してくれた人がいたという。見えない試合を応援する事の大変さ・・・。ありがとうございます。
夏に向け今日からスタートしました。
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