通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

みんなそんなに自動運転のクルマを求めてるのかな

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車の運転が好きな自分としての素直な気持ちとして、たとえばショッピングモールの駐車場に入ったら空いたロットに自動的に動いてくれるくらいなら便利だなとは思います。でも、例えば公道を50キロで自動で走る車の運転席に座りたくないのが正直な話。

運転が好きだから?

いや、そうじゃなく

 

①怖い。

怖いです。素直に怖いです。だって、それはレールのないジェットコースターです。
恐ろしくて乗れません。

小心者ですから。

 

②例えばタクシーならそもそも自動。

行き先を告げれば(大抵は)目的地に連れて行ってくれるし、(一応)眠い時には寝てられる。シートで弁当も食えるし酒だって飲めます。
自分が運転せずに目的地に着けるなら、こっちの方が余程気が楽です。

楽するなら徹底的に楽したい人ですから。

 

③事故が起きたら車のせいにできないし。

不幸にも事故を起こしてしまったら誰が悪いのか?
基本的にはドライバーズシートの自分の責任になるわけです。色々これから変わるかもしれませんが、基本的には車の製造物責任にはできないと思われます。
結局のところ自分の責任は自分で果たさなくてはいけない。誰も助けてはくれません。だから自分で運転するし、もっと歳を取って運転できなくなったら運転するのを止めて、敬老パスでバスに乗ります。

自分がどこまで自動運転システムを信じるかと言う話と、いざという時の法律上の責任は別だろうと思ってる人ですから。

 

例えば自動運転できるスポーツカーはスポーツカーなのか論

私自身はそもそも自動運転の車じゃないと走っちゃダメです的な世の中になったら車の運転自体を止めますそんなの嫌ですからと本気で思っているのですが、例えば個々のメーカーや車種、あるいはカテゴリーごとに少し事情が違うかも、というのは思っています。少なくとも自己が所有するなら自動運転じゃない方が私は良いですが、たとえば長距離トラックが高速道路の専用車線を自動で走るとかならそれはアリかもと素直に思ったりはします。

とは言えカテゴリーとして「それは無いだろう」というのもあります。その1つが「スポーツカー」というカテゴリー。別に高い安いとかボディの形とかではなく、そういう気持ちで乗れる車全てがそこに入ると思っています。そもそも「自分が運転することにより楽しみを得られる車」という意味での「スポーツカー」です。

有難いことに同じような事を考えている方はいらっしゃるわけで、たとえばポルシェの社長のインタビューの記事にそれがはっきりと見て取れます。

時事通信: 独ポルシェ、全モデルでハイブリッド投入の計画=独紙 ロイター-2016/01/31

一方、運転手を必要としない自動運転車はポルシェの今後の構想ではないとし、他社との差別化を強調。「顧客はポルシェを自分で運転したがっている」、「アイフォーンはポケットにしまっておくもので、自動車には要らない」と述べ、大手ハイテク企業と提携する必要はないとの考えを示した。

同じくVW傘下のランボルギーニも自動運転車に懐疑的な見方を示している。

因みに自動運転を実装しないからポルシェを買わない人が居るかもしれないとすれば、買わなければ良いだけじゃんって思うんです。たとえばこの記事で見たポルシェ社長のメッセージはポルシェのアイデンティティとしてあるべき姿だと思う。そうであって欲しいし、事実そういうメッセージを出してるのは素晴らしいと思うんです。

(思い込みも含め)自分の意のままに駆るのがスポーツカーであって、その人にとって金持ちのステイタスとして以外に所有あるいは乗る意味を持っていないならそこで去れば良いんだと思うし、それがブランドでありアイデンティティだと思うんです。

でも自動運転システムを実装した「スポーツカー」が欲しいなら、例のアメリカの電気自動車でも買えば良いわけで、高速道路を手放しで時速100キロで巡航し、ヨタヨタと走る長距離トラックや右往左往する業務用バンや家族連れワンボックスの群れの間を自動ですり抜けるスリルを思う存分味わっていただければと思います。

新しい種類のスポーツカーが提供する新しいスリル。

でも、私は遠慮します。

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