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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「人に説明する、作業をやってもらう」は人類の発展のため

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おはようございます。

夜間は寒いくらいでした。秋ですね!

===ほぼ毎朝エッセー===

「これ、何故人に教えてやってもらわないの?」。こう聞くと、「え、だって自分でやった方がずっと早いですから」。これ、よくある問答ですよね。自分もそう答えることが多かったです。とにかくスピードが必要、ノウハウが必要。そういう切り抜ける作業が必要なときには、頼れるのは自分だけ、ということが多いです。

一方、実は隠れた要素として、「人に説明する、作業をやってもらう」。このことが実は、とても高度な能力であり、それが難しかったりもします。難しく苦手なことを避けるために自分の専門分野に逃げ込むことも多いです。

これを続けていると組織は伸びなくなります。皆さんが独自のノウハウをため込んで、自分にしかできないことを増やしていくわけですから。そして、困ったことに、それは長期的には自分の成長も阻害してしまいます。自分にしかできないことに頼ってしまい、新しいことを取り込まなくなるからです。

人類が発展したのは、専門性を高めた人が、その知識ややり方を人に伝えた。そのことが連綿と行われているからです。「人に説明する、作業をやってもらう」。このことは、自らの、組織の、そして、人類の発展のために必要な能力です。「人に説明する、作業をやってもらう」。そしてやってみるとわかるのですが、実はこれが自分の理解していることの整理にもつながります。

人類の発展のためにも、その高度な能力を磨いて行くべきです!

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