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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

社内語学レッスンにおける内弁慶化現象とその対策

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おはようございます。

たまにぽつぽつと雨粒が落ちてきます。

===ほぼ毎朝エッセー===

社内での語学レッスン、英語を開始したのは、2013年5月です。もう丸5年やっていることになりますね。その間、皆さん、英語上達しましたか?

その後、中国語、日本語のクラスも始めました。私も中国語レッスンを受けています。自分の体験てもはっきりとわかったことなのですが、内弁慶現象が発生します。内弁慶現象とは、子供がお母さんに甘えつつわがままを言うようなものです。

私の中国語での内弁慶現象は、自分が先生に慣れて、先生も自分に慣れて、中国語と日本語の中間言語のような発音でも通じさせてしまうというもの。それで中国語が通じたつもりになってしまいます。ところが、他の中国人に話すとなると、声すら出せないでいるのです。まさに内弁慶ですね。

これではいけないです。自分としては、先生にお願いをして、会話のまとめを中国語に書いてくれたものをさらに録音してもらって、それを聞いています。でも、ついつい言い訳をしながらサボっている自分が見え隠れして恥ずかしいです。それくらい新しい言葉を身につけるというのは面倒なことなのでしょう。

英語においても、雑談だけでレッスン時間を終えたり、無理やり日本語で通そうとしている生徒が散見されます。マンネリ化もだいぶはびこってきていた。これではいけませんよね。そこで、英会話の先生方が中心となって、レッスンを体系化するという試みをこの3ヶ月ほどで行いました。

基本的には、半年に一度のTOEICに似たような社内テストを行う。そのテストの結果を元に、生徒をレベル分けする。レベル分けされた生徒は先生とレベルに合わせたテキストを使って授業を進める。先生たちは3ヶ月に一度交代する。こういう方式です。

実際にテストをすることで、自分の内弁慶ぶりに気が付くということがありますね。そして、謙虚に勉強を進めようという気持ちが生まれているようです。先生方も、レベルに合わせた事業をテストの点数を改善するという目標をもって進められるので、方向性が明確だと喜んでいます。

もう一つ、語学能力については、賞与に能力点として加給することに決めました。母国語でなく、英語ができる、中国語ができる、日本語ができる、というのはコミュニケーション能力のひとつです。それは会社組織としてメリットがあるのです。だからプラスとして加給をさせてもらうという考え方です。

いずれにせよ、制度というのは、しばらくするとダメになってきます。問題意識をもって、それを改善するということが必要ですね。今回、この仕組みを能動的に創ってくれた先生たちとそれをサポートしてくれたAMG(Administration Management Group)メンバーに感謝!

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