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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

リーダーに求められていること

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おはようございます。

今朝は自宅+NewWorkでの作業です。

===ほぼ毎朝エッセー===

毎週金曜日恒例のグループリーダーエッセー。今朝はPPG (Product Promotion Group)のリーダー、T(20代女性)から。

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今回は、私が勇気をもらった記事をご紹介したいと思います。一度日報にも記載させていただいたのですが、「不機嫌な上司は不要、鏡で自分の顔見よ」という記事です。

内容としては、上司/役職者のあり方について語っているのですが、その中でも私が一番気に入っている部分を引用させていただきます。

---引用始まり

プレーヤーとマネジャーは違います。例えば、高校野球で言いますと、昔はエース4番がキャプテンも兼ねていたんです。でも、今は、補欠でもキャプテンをやっている選手がいっぱいいます。

(一部割愛)

よく考えてみたら、みんなをまとめるのがうまい人がキャプテンをやる方がいい。マネジャーは150キロの球を投げなくても、ホームランを打たなくてもいいんです。そもそも、プレーヤーからマネジャーにするという考え方自体が間違っています。役職というのは、「偉さ」ではなくて、「機能」と考えなければならない。役職は、人の管理に適した人がやればいいのです。

---引用終わり

なぜこの部分を私が気に入ったのか。それは私がまさにその時自分の役職について悩んでいたからでした。

私は現在グループリーダーという役職にいますが、もちろん同じグループ内には自分よりも経験も知識も技術も高い人たちがいて、その中でどのようにリーダーをやっていけばいいのかと悩んでいました。

また、同じリーダー層を見渡しても、状況は同じで、とても私が肩を並べることはできず、自分はどうしたら皆さんと肩を並べるにふさわしくなるのかと頭を悩ませていました。

そんな時に読んだこの記事は私に勇気をくれました。私は、別にグループやグループリーダー内で一番のプレーヤーでなくてもいいんです!ただ人を管理する能力を求められてリーダーになったのだと気づくことができました。

今、私の考えるリーダーの仕事/人を管理する仕事とは、プレイヤーのパフォーマンスを支え、最大限に生かすことです。要は「縁の下の力持ち」なんだと思います。こう見えても高校や大学で陸上部のマネジャーをしていましたから、「縁の下の力持ち」には少し自信があるんです。

まだ縁の下で支える力は弱いかもしれませんが、これから鍛えていきますので長い目で見守ってください。よろしくお願いします。

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さすが、その通りです。

リーダー職はリーダーとしての機能が期待されています。そして、リーダーのスタイルは千差万別です。力で引っ張っていく形、下から押し上げる形、並走する形、細かく見る形、任せる形など、リーダーの数ほどスタイルがあると、MBAのリーダー論で学びました。

一方、リーダーとして共通して必要な能力があると考えます。いかに周りの人の力を引き出せるか、気持ちよく仕事をしてもらえるのか、いかにそういったことのための配慮ができるか、工夫がし続けられるか。そして、それはら先天的なものではなく、後天的に学べるものです。

e-Janでは、年齢や社歴というものではなく、そういった視点でリーダーになってもらう人を選んでいます。そして、学べることであるために、その素養があるとみられる人には、早く機会を作って勉強して活躍してもらいたいです。そして「リーダーだから偉い」という概念は捨ててもらいたいです。

人に気持ちよく動いてもらうというのは、とても難しいことです。専門の能力が必要とされるものです。是非身に着けてほしいです。

PS: 教えてもらった記事の中で、「私がその通り!」と気に入ったのは次の部分です。

以下引用==>

...部下のみんなにやりたいことを聞いたら、ピッチャーで150キロの球を投げたいとか、ホームランを力いっぱい打ちたいとか、言うに決まっています。でも、球拾いも必要です。球拾いをやりたい人は、どうやって見つけたらいいのですか」と。

 僕は、「あなたがやればいいじゃないですか」と答えました。「みんなが150キロの球を投げて、ホームランを打ってくれるのだったら、あなたは試合に勝って評価されるのです。上司というのは偉いわけではなくて、部下に好きなことをさせて、足らないところをフォローするのが本来の仕事です」

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