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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

もったいないです。おたく宣伝下手ですね。

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おはようございます。

今日も30℃超えとのことですが、

===ほぼ毎朝エッセー===

昨日はTホールディングスのIT企画のマネージャー、Kさんが来社されました。CACHATTO Desktopのデモを見て確認したいことがあるとのことで単身で現れました。入社2年目のTがデモ担当で一人で対応予定だったのですが、何か面白いお話が聞けそうだと、自分も会議に参加しました。

T社は金融系の大きなグループです。金融庁からの指針も多いようです。CACHATTOのようなものを導入する際には、ガバナンスチェックリストという書類を準備するという課題があるようです。特に情報漏洩のトラブルがよく委託先や孫委託先での管理不足から発生することを受け、近頃では、委託先にも同様の管理をして、毎年報告することが義務付けられているそうです。その報告内容は標準化されていません。個別に対応が必要だというものなのです。この手の考え方は、日本のホワイトカラーの生産性低下の大きな要因だと思います。

CACHATTOにおいては、現場でのやりとりで、このような資料の作成のお手伝いをすることもあります。ただ、極力無駄な作業を繰り返さないよう、ホワイトペーパーのようなもので対応しています。ところが、今回依頼されたのは、有料でいいので、資料作成の補助サービスを依頼できないか、というものでした。一考の余地があるかもしれません。でも是非とも行政側で標準化をお願いしたいものです。

さて、その方へのCACHATTO Desktopのデモをスタートします。Tが操作をしながら説明。クラウドから手元に落としたデータが、どうやってもRAMドライブの外に出せないことが確認されると、「これ、かなりいいですね。新しいです!他で見たことがない」とKマネージャー。そしてもう一言、「もったいないです...」と。

つまりこういうことです。これだけの素晴らしいコンセプトを持った製品を作っておきながら、デモをしない限りその内容がわからないというのは、あまりに宣伝が下手だというのです。

「こういう製品にはきっちりと育ってもらいたいです。だから、宣伝をもっと頑張ってほしいです。そして、上記の金融系に入っていくための支援体制を整備してほしいとお願いしたいですね。そうしたらグループ内での紹介に安心して力が入れられます」。

一方、同グループのメディカル会社が、今週CACHATTOを発注してくれました。こちらは、リモートデスクトップソリューションであるSplashtop for CACHATTOの導入です。デモついでに、Splashtop for CACHATTOの方もご覧いただきました。動画がサクサクと実用的に見えれることに大いに感動され、さらには、通信環境が悪い場所用の「3Gモード」でも動画が閲覧できるところには驚きすら表現されていました。そしてここでも一言、「これももっと宣伝すべきです!」と。

大グループ企業のホールディングスのIT企画マネージャーは様々なIT製品を見ています。クラウドの利用にあたってはマイクロソフトを監査するためにシアトルまで行かれるとも。その見識を持った人でも、CACHATTO Desktopの「新しさ」やSplashtop for CACHATTOの「高速性」には驚いていました。

事業が次の段階に来ていて、今後伸びる兆しが出ています。すべての販売ユニットで上期予算が達成できたことも、その証です。まだまだやることは沢山ありますが、世界的に見ても新しいCACHATTOというソリューション、これをきっちりと育て、世界貢献へとつなげる責任は自分たちにあるのです。事業の規模は社会が決めます。その社会が望んだ規模に成長できるかどうかチャレンジされているのは自分たちですから。

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