ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

Surface Laptopの「アルカンターラ」キーボードが妙にいい

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おはようございます。

今朝は久々に夏らしい空まで抜けた感のある空気。最高気温は30℃を超えるそうです。

===ほぼ毎朝エッセー===

Surface Bookを1年ほど使ってきました。画面のタブレットが外れること、それを触りながらのデモがなかなか目を引くので使っていました。ただ用途の99.9%は日々の持ち運び用PC、CACHATTO端末です。CACHATTOを使うのでデータをPCに残さずに使えます。社外メインPCとして、まったく不自由なく使えたのはなかなか便利でした。

ところが、その物理的な重さと大きさ(厚さ)が身に堪えるようになってきたので、もう少し小ぶりなパソコンを探していました。そして7月20日に出てきたSurface Laptop。とても気になっていたのです。新機種の検証もつら~いお仕事の一つです。早速21日に入手し、10日ほど使ってきました。

重さは、Surface Bookが1.516キロ、Surface Laptopが1.252キロとあまり大きな違いではなく思えます。ところがカバンに入れると結構な差に感じるものです。Bookにある特殊ヒンジ構造の分の厚みがないことも好感度高いです。最新のMacBook ProあるいはAirの形です。

そして、何よりも気に入ったのが、実はキーボードでした。アルカンターラが表面に貼ってあるキーボード、これがとても使いやすいのです。布が付いているので、そこが汚れないか、汗がつかないか、熱くならないか、など余計な心配をしてみたのですが、使ってみて納得でした。

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【朝メール】で、社員全員へのコメントを書くことを毎朝の習慣にしている私は、実はとてもたくさんの文字を高速タイプします。パームレスト部分が今までにない素材であることで、微妙に滑るのですね。その微妙さ加減がいいのです。パソコンのキーボードってタッチタイピングをする際に指に微妙な無理をさせています。その微妙な無理がアルカンターラのくれる微妙な滑りで補正されるのですね。また、キーを押してもカタカタ言いづらいように感じます。

また、パームレストがPC筐体そのものの場合、手を付けている部分が意外と熱を持つようになり、不快だったりします。Sufrace Laptopは背面に排気口を設けているせいか、パームレスト周りに熱がこもらない構造になっています。アルカンターラの表面による、手からの微妙な放熱もあるのかもしれません。人工皮革なので、熱の制御がうまくできているのかもしれません。

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アルカンターラは、家具や自動車のシートに使われるイタリアの会社のブランドです。実は、この素材、東レが1970年代に大ヒットさせたエクセーヌの技術供与を受けています。エクセーヌというのは、人工皮革でスウェード調のものです。※20170731 14:22追記:アメリカでもUltrasuade (ウルトラスエード)といって大ヒットしていました。衣料とかカバンとかの素材としてです。

どのようにして作るかというと、ナイロンとポリエステルのポリマーを一緒に繊維にします。海島構造というのですが、ナイロンを海、ポリエステルを島にします。その形で引っ張り、細~い繊維にした後、ナイロンの海を溶かします。すると極細のポリエステル繊維が残るのです。どれくらい細いかというと、400グラムくらいで月まで届という細さです。その極細繊維を、ニードルパンチという方法で不織布にしたものがエクセーヌ、織物にしたものがトレシーです。トレシーは油の直径よりも繊維が細いので、ガラスから油を削り取れるわけです。

ヨーロッパの会社はブランドを育てるのが得意なようです。エクセーヌとは対照的です。エクセーヌは日本で大量に作られ、大流行もしたのですが、あっという間に飽きられてしまいました。一方、彼らは家具に使ったり、自動車のシートや内装材に使ったり、売り急がずに高級ブランドとして、数十年という時間をかけて上手に育て上げました。そして、今や、高級車でアルカンターラシートは欠かせないアイテムです。

あ、すみません。東レにいた元素材屋の雑学でした。

いずれにせよ、このキーボード、妙にいい感じなのです(笑)。

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