ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

東京ヴェルディは「ルール」で強くなった?

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おはようございます。

晴れの朝が続きます。コートがいらなくなりました。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□ルールって大切

サッカーのJリーグに東京ヴェルディというチームがあるそうです。そして、そのチームは昨年からJ2に格下げになったそうです。社内にそのチームの熱心なファンがいて、彼の日報にヴェルティの戦果がちょくちょく報告されていました。その経過と結果を見ていると、関係者じゃなくても気分が悪くなるくらいの状態でした。昨年の星取表を。

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→東京ヴェルディは、全42試合で勝点43(10勝13分19敗)、得失点差-18で22チーム中18位でした。プレーオフを最終節まで争った昨年の8位から大きく後退。
→○●●○●△△△●△●●△○△●△△○●●○●○●○●○●●△○△●△●○△△●●●
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見るとわかるように、年間を通して連勝が無いのです。連敗や引き分けだらけ。

今年に入ってもTさんからの報告は続きました。内心、「またグダグダなチームの状況を知るのは面倒だな」とまで思っていました。そして、熱心なことに先週末に岡山まで観戦にも行くとのことでした。

その辺りのやり取りを。
(⇒以下が私のコメントです。)

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3/27
* J2 第5節 東京ヴェルディがホーム FC岐阜戦にて1-0で勝利(TV観戦)。
→●〇〇〇〇-----(4勝0分1敗 勝点12 得失点差7 現在22位中3位)

3/31
* 週末に東京ヴェルディアウェイ戦を見に岡山に行く事になりました。
→初めての岡山上陸となるので楽しみです。

⇒5連勝なるか!?

4/3
* J2 第6節 東京ヴェルディがアウェイ ファジアーノ岡山戦にて1-0で勝利(生観戦)。
→●〇〇〇〇〇----(5勝0分1敗、勝点 15、得失点差 +8、現在22チーム中 1位)
5試合連続無失点(←結構凄い)で勝利!首位の湘南が敗れ、入れ替わりで首位浮上!

→ここからは、どんなに勝ってももう順位が上がることなく、落ちるのみ。 順位を下げないためにひたすら勝ち続けることが求められます。ここからが本当の勝負。

→ちなみに、まだ6節目ですが既に去年の勝ち数の半分を既に稼ぎました。笑

⇒うわっ。アウェーで応援に行って負けたらかわいそうだなと思っていました。勝つとは意外でした。去年と何が違うのでしょう?

4/4
→少々長文になります。大きな理由は、監督が変わり、チーム戦術が変ったことだと思います。※スタメンメンバー11人中9人が去年のままで大きな変化はなし。新たな2名は、J1チームから移籍してきた選手なので、多少は戦力アップにはなっていますが。

→前監督は、ルールで縛りすぎず選手にそれなりの自由を与えるといった、個人を活かす戦術を取っていました。これでうまく回っていた時もあったのですが、昨シーズンは、攻撃面は個人能力で点は取れるものの、守備面でも個人能力に頼りきっていたため、チグハグな守備により得点以上に失点してしまう展開が多くありました。また、一人の不調がチームの不調に直結したり、出場停止やケガなどでメンバーが変わるとチームとしての戦い方やコンセプトも変わってしまうなど、一貫性のないよく分からないチームになっていました。。。

→それに対し、新監督は、一定のルールをチームに与え、そのルールの下で組織的に戦うという戦術を取っています。個人的な能力だけに頼らない組織的な守備により、まずは失点が激減。また、チームとしての戦い方、コンセプトが変わらないので、メンバーが多少入れ替わっても、大きな戦力ダウンには繋がらず。そのうえで個人技を活かして点を取って勝つという理想的なスタイルになっています(今のところ)。マネジメントが変わるだけで、こんなにも変わるのかとサポーター一同驚いています(サッカー掲示板や2chなどで)。

→まあ、個人技重視で自由なのがヴェルディの魅力であったりもするので悩ましいのですが、今は目に見える結果が出ているので大満足。笑

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新春の珍事ということはよくありますが、監督が代わってルールを設けたらチームがパフォーマンスを上げたということですね。

e-Janを17年間運営してきて、私が何度も失敗しているのが、社内のルール創りでした。元来、自分はルールが嫌いです。ルールは如何に例外を作るかということを熱心に探るような人間です。

それなので、e-Janを始めたときには、次のようにしてみました。始業時間も就業時間も無し。仕事は自発的、能動的に誰もが熱心にやる。自主性に任せきった形でスタートしたのです。

ところが、結果的にはお昼前くらいにまで出社する。午後はやめに退社してお酒を飲みに行く。そんなことが散見されるようになってきました。

そこで、簡単なルールを作ってみました。「朝は10時までに出社すること」。

ところが、自分がそうだったように、ルールの隙間を縫って例外的に動く人がいます。基本的に自分はルールで縛るのが嫌なので見逃しているとします。自分もルールを軽視したりもしていました。

するとどうでしょう。

「悪化良貨を駆逐する」が始まるのです。だらしなさが、見事に伝播して、それが組織全体を蝕んでいくのです。

このようなことを繰り返しながら、社内のルールができていきました。フレックスでコアタイムを外せないのも、そこを外すと自由になりすぎ、結果的にはだらしなくなってしまう人がいるからです。

そして、そのだらしなさは際限なく伝播します。きつすぎず、でも清潔感が出るような感覚のルールってとても重要なのです。

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これを読んだ方々からすぐにコメントをいただきました。

まずは、昨年リタイヤされたある社長さん:

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坂本さん。

会社でのルールの強弱は誠に難しいですね。私もルールは嫌いですが、組織のリーダーになるとそうとばかり言っておられず、矛盾を感じました。現役の時感じたのは以下の二点。

①やはり、「自主的ルール運営」は皆の自由発想の為には有益。しかし、集団の中に任せて良い人とそうでない人のバラツキがある。Gentleman ばかりだとかなり安心出来ますが、そうでない人もいる。かといってルールだから、適用に差をつける訳にもいかない。ライセンス制にする訳にもいかずここが悩ましい。「ルールで決めてもらった方が楽だ」と言う社員もいる。はてどうするかですね。

②悪貨は良貨を駆逐します。特に社員は上を見ています。上司、リーダーの行動がアロウアンスの下限になります。だから社長には、ルール運営のフレキシブル性はほとんど無くなります。これもやりたいことと矛盾しますね。答えはなかなかみつかりませんでした。
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そして別な友人から:

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>元来、自分はルールが嫌いです。ルールは如何に例外を作るかということを熱心に探るような人間です。

ほら,「ルール」こそ「創造力の源」ではありませんか.
(映画も「脱獄モノ」が,ひとつのジャンルだよね)

そのことを,「シローこそが体現している」と俺は思っているよ.
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『「ルール」こそ「創造力の源」』か。なるほど。制限があるからそれを突破することにも価値が出るし、エネルギーも湧く。

なんだか別なエッセーのテーマになりそうです!

※20170406 12:46 タイトル変更:東京ヴェルディは「ルール」で強くなった?

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