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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

頑張れば何とかなるだろうと考えるクセ

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おはようございます。

日曜日からの雨が続いています。雨は早朝、霙(みぞれ)っぽいです。2℃ 999hPa @5.20am

===ほぼ毎朝エッセー===

テレワーク子育て中のOさんの日報から。

以下引用====>

[Good News/Appreciation Message]
聞く力でお世話になった辻口さんのメルマガを読んで
https://www.kikidasuchikara.jp/2017/03/13/vol-397/
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「変化に対応する」のに必要なのは、「立ち止まって、自分の位置と状況を確認する」ことです。「努力する」「頑張る」ことではありません。』
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というメッセージを見て、自分の業務や私生活を振り返るきっかけになりました。

頑張れば何とかなるだろうと考えるクセが自分には付いているので変化の時ではなくとも、自分を確認する余裕を持たねばと思いました。

<====以上引用終わり

「頑張れば何とかなるだろうと考えるクセ」

言われてみてはっとしました。確かに「頑張れ自分!」と思って修羅場や難所を乗り越えることって多いです。

CACHATTOは2年前頃から市況の「変化」に対面していました。そして、会社としては「頑張って」いました。製品の品質を上げる。お客様サポートの内容を充実させる。それはそのときに必要だと思われたことではありました。ところが、実際のところ、必要だったのは、製品自体の見直しでした。

そのことが今になるとよくわかります。

ちょうどその頃から、私は頻繁に海外に出向いて行ってました。日本での勝者のCACHATTOなのだから、世界の何らかのニッチ市場は取れるだろうとの考えもありました。

行ってみてお客様に製品の話をすると箸にも棒にもかからないのです。海外のお客様にはCACHATTOが提供している機能について、そもそもニーズがない。お金を払う必要がない。と、けんもほろろでした。

お客様訪問をして悔しい思いをする中でひらめくアイディアにはヒント満載です。それを日本に持ち帰り、さらにはブレインストーミングをして開発。製品の見え方を大きく変えていきました。

今は、コンセプト的には「それe-Jan!」と海外でも言われるレベルにはなってきました。次は、使ってもらい「これe-Jan!」と言ってもらうことです。そうすればいいビジネスになります。

この見せ方が、日本でもCACHATTOの新しい見え方につながっています。「PCで本格的に使うことを前提としたテレワークインフラ」としてです。おかげで日本での市況の「変化」をリードするポジショニングができました。その成果はこの数か月で現れてきています。

この手のことは、後から「ああ、そういうことだったのか!」とわかるものですね。

さて、実際のところ、自分もスウェーデンで氷上走行体験をして、次の学びました。

・車をうまく制御ができなくなった時にはブレーキで止まる
・無制御を制御しようとして余計なことをしてもダメ
・自分がどこを走っているのか、次のカーブに何が来るのかをいつも知る
・スピードや状況を判断するためには頭の中はいつも冷静にいる

言われてみれば当たり前のことなのですが、不慣れな環境で咄嗟の場になると、頭がカッと熱くなってしまい、頑張ってしまうのです。それが状況を悪化させる。

「シロー、べつに競争をしているんじゃないのだから、一度止まってちゃんと制御しようよ」。

コ・ドライバーに言われてこのことに気が付いたのでした。

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