組織開発・人財開発・IT・ビジネスについて、日々、感じたことをつづります。

【やりたいこと】=【できること】=【求められていること】

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読者の皆さま。初めまして。
http://blogs.itmedia.co.jp/703mix/2015/02/windows_pr.html

このブログのご縁から、オルタナティブ・ブログに書くことになりました。
日々、感じていることを綴っていきますので、よろしくお願いします。

ご縁となったテーマが『転職とキャリア』についてなので、
記念すべき第1回目は『転職とキャリア』に関連することを書きたいと思います。

◆蔓延する『好きな仕事じゃなきゃダメ症候群』

「自分の好きなことが分かりません」
「どうすれば、好きな仕事を見つけられますか?」
「好きなことで起業するには、どうしたらいいですか?」

世代に関わらず、相談に来られる方の多くが
「好きなことを仕事にしなければならない」という呪縛にかかり、『焦り』や『不安』を口にされます。
私は、この状況を好きな仕事じゃなきゃダメ症候群』と呼んでいるのですが、ここ数年、以前にも増して蔓延しているように感じています。

相談に来られる方々の『焦り』や『不安』を整理するために使っているのが、今回のタイトルでもある【やりたいこと】=【できること】=【求められていること】の公式です。
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◆【できること】=【求められていること】
どのような種類であれ、「仕事にする」には、周りから求められている必要があります。
仕事として対価を得るのであれば、少なくとも【できること】=【求められていること】でなければなりません。
そして、【できること】【求められていること】になれば、言うまでもなく、仕事の選択の幅が広がります。

転職やキャリアの相談を受ける際、最初にその方の【できること】を整理することから始めます。
【できること】について尋ねると、多くの場合「○○の資格を持っています」「○○の仕事を何年やっています」と『資格』や『経験年数』で説明をされます。
【できる】の尺度は、人によってモノサシが異なるため、『資格』や『経験年数』といった共通のモノサシで可視化・数値化することは、一般的なことだと思います。

しかし、同じ資格をもっている人、同じ経験年数の人の【できること】は、全く同じなのでしょうか?
経験上、【できること】=【求められていること】を意識すると、自分の【できること】を少し違う角度から考えられるようになると思っています。

具体例として、姪の話をしたいと思います。
「絵の道で生きていきたい」と相談してきた姪に、次のようにアドバイスをしたことがあります。
「絵を描くことが好きでも、【できること】=【求められていること】 にならなければ、仕事にすることは難しい。もし、絵を描くことを仕事にしたいのであれば、自分の作品の市場価値を知るために、オークションに出展してみるといいよ」

オークションに出品された姪の作品は、10万円で買い取られた作品もあれば、買い取られなかった作品もありました。どちらも、姪の作品であり、姪の【できること】の成果であることには変わりませんが、【求められている】かどうかによって、仕事に値するかどうかが異なります。

オークション後に、次のように報告してくれました。
「今回の経験をとおして、どのような作品が売れるのか(求められているのか)は分かったの。だから、今、売れる絵を描いてと依頼されれば、たぶん、描けると思う。でもね、今、売れる絵が、必ずしも、今、自分が描きたい絵ではないということも分かったの」

複雑な思いを感じつつも、「やりたいこと」を仕事にするには、【できること】=【求められていること】が必要ということを実体験できたことは、その後の姪の人生に役立ってくれているように思います。

「好きなことを見つけ、好きなことを仕事にしなければならない」という呪縛にとらわれず、

①【できること】=【求められていること】の観点で、自分の【できること】を増やす
②【できること】=【求められていること】の中から、自分の【やりたいこと】を見つける
  結果として、【やりたいこと】=【できること】=【求められていること】になる

を目指したらよいのではないでしょうか。

大事なことは、【やりたいこと】=【できること】の状態であること。
必ずしも、それは、仕事でなければならないということでは、ありません。

最初から【やりたいこと】を探すのではなく、【できること】を増やし、その中から【やりたいこと】を探す。
そのためには、与えられたチャンスは、まずは、『やってみる』
ことが大事。
そして、【できること】=【求められていること】なってから、それが、やりたいことか、やりたくないことかを考えてみたらいいと思います。

『好きな仕事じゃなきゃダメ症候群』にかかりそうになったら、このブログのことを思い出していただけると嬉しいです。
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