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「生保」というと最近は「生活保護」の略称だったりしますが、こちらは「生命保険」です。保険会社(メーカー)、代理店(販社)だと言いづらいこと、言えないことを、分かりやすく書いていきたいと思います。新規加入や見直しの際にご参考にして頂ければ幸いです。また、取り上げて欲しいテーマがあればリクエストしてみて下さい。可能な限りお答えしていきます。

ニッセイ、マンセイ!

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ちょうど1年前に「就職戦線異常あり!?」というタイトルで本ブログにかきました。
大学3年生の志望企業の第2位に我国生保のリーディングカンパニーである日本生命(ニッセイ)であることに対して問題提起をしました。

相変わらずニッセイの人気は高い(なんといってもリーディングカンパニーですから)ことは事実なのですが、これまでに出会った方々のニッセイに対する想いを代弁してみたいと思います。

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私は今年60歳になる零細企業の経営者だ。
生命保険は当然ニッセイで、成人した時から加入しており、結婚した当初は妻もいっしょに加入していた。

このあいだ損害保険会社のやつが生命保険担当とかいうのを連れてきて、「生命保険の見直しをしませんか」とかでやってきた。

不動産をやっている関係で損保会社とは火災保険で取引があるが、そいつらが片手間で生保勧めてくるのは全く信用できない。

100年の歴史があるトップ企業の保険を、なぜ門外漢の損保が10年やそこいらしかやっていない保険にかえるなんてバカげている。

だから言ってやったのさ。
「オレはニッセイしか生保は認めない。業界で一番になってからきやがれ」ってね。

トンマな女房や出来の悪い息子は、せっかくのニッセイをやめて、さっきの取引がある損保会社の生保やコマーシャルをやっている外資の保険に「保険料が安いから」とか言って切り替えていた。

多少高く立っていいんだ。
保険なんて信用できなきゃ入れないだろ。

死んで保険金をもらうのだって、同じ500万円をもらうにしても分けのわからない外資系からもらうのと、血統書付の信用できるニッセイからもらうのとは価値が違う。

同じ品物でもそこいらのスーパーの包み紙とと三越の包み紙とで、もらってありがたみが違うのと同じだ。

それにニッセイにはエリートがたくさんいる。
シンクタンクや機関投資家として世の中に貢献していることを忘れてはいけない。

現在の世界的な経済危機の中、国債を買い支えているのが生保会社を中心とする機関投資家であるが、その中心がニッセイなのだ。

また、娯楽の面でもプロ野球の交流戦の冠スポンサーとなっていたり、経済の活性化にも大いに貢献している。

であるからして、我らがニッセイを批判しているのは、世の中を知らない自己中心的な輩であると断言できる。

昔の利率がいい保険を「転換」によって低い利率に変えている、と非難されていると聞いているが、保障の内容が良くなり、世の中が低金利になっているのだから当然ではないか。

高い利率を自分だけ維持しようなどもってのほかで、保険会社の運用を妨げる無駄に高い昔の利率を解消して、その代わりに保障内容を充実させるのが日本人としての務めではないのか。

国債を買い支えたり、経済を活性化させたりと世の中に多大な貢献をしているニッセイに対して、彼らの戦略通りに逆ザヤを解消し、その代わりに生命保険をグレードアップするのが我々の責務である。

ニッセイの保険料が高いのは当然である。
インターネットの生命保険がニッセイの半分の保険料だと聞いたことがあるが、そんなことは当たり前の話しで、世の中に対する貢献や、それ以前に格式が違い過ぎるのだ。

ついこの間できたインターネットの生保など、吹けば飛ぶようなものでいつなくなっても不思議はないが、ニッセイがなくなることはない。
もし、そうなったときは日本が亡くなる時だ。

世の中に多大な貢献があるエリートたちが高給をもらうのは当然であるし、そのために保険料が少々高くつくのは当たり前の話しである。

テレビが売れなくなって大幅赤字の電器屋や、もともと赤字体質のプロ野球を経営しているリース屋や同じ保険でも全く性質が違う損保屋が片手間にやりはじめて、後出しで保険料を安くして生命保険を売るなど性根がいいとは言えない。

一部の利己的な輩や、知ったかぶりのバカどもがニッセイを批判しているが痛くもかゆくもない。
まだまだニッセイのリーディングカンパニーとしての地位はゆるぎないし、その他の大手国内生保のシェアは約7割と優位を保っているのが現状だ。

それに若い大学生が、ニッセイを志望企業として上位に選んでくれているのは心強い限りである。
最近の若者は見所があるので、現在我国は少々苦しい状況であるがニッポンの未来は安泰だ。

 

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