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「生保」というと最近は「生活保護」の略称だったりしますが、こちらは「生命保険」です。保険会社(メーカー)、代理店(販社)だと言いづらいこと、言えないことを、分かりやすく書いていきたいと思います。新規加入や見直しの際にご参考にして頂ければ幸いです。また、取り上げて欲しいテーマがあればリクエストしてみて下さい。可能な限りお答えしていきます。

それじゃ、私の保険はどうすればいいの?

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・・という声が全国の奥様方から寄せられました。(ほんまかいな?)
前回まで、主にご主人の保障を生活費や教育費などを担保する観点で
お話してきました。
保険商品を当てはめるとすると定期保険で掛け捨てタイプになります。
生活費や教育費が担保できれば、その他の備えについては
充分に預貯金があり目減りする心配がない方や、将来確実に貯蓄できる方は
前回までのお話で終了です。
ここまでの重要な判断は、主に奥様に委ねられ、「奥様が主役」です。

しかし残念ながらそのような方はあまり多くないのではないでしょうか。
(少なくとも自分を含めて私の周辺には、ほとんどおりません)
そこで活用したいのが「終身保険」です。

終身保険を使い倒す
まず、終身保険について簡単に説明します。
前回までお話した「掛け捨てタイプの定期保険」は期限が決まっていて
(お子様が25歳になるまで、など)それまでに何もなければ何もありません。
終身保険は貯蓄性があり(解約した際に戻ってくるお金が貯まっていく)
継続していれば、いつ死亡しても必ず保険金が貰えます。
ただ、保険料が「掛け捨てタイプの定期保険」よりかなり高くなります。

終身保険の主な目的としては、死後の整理資金つまりお葬式代やお墓代など
になりますが、不動産などの相続財産がある方には相続対策にも使えます。
(相続対策についてはは機会があれば別枠でお話します)
それだけでも意味がありますが、実はまだまだ使い倒せます。

1.利子のみ返済で低金利で融資が受けられる
2.ささやかな資産運用
3.個人年金にもなる

上記3点の機能が、実は終身保険にはあるのです。
つまり老後への備えができるわけですね。
ここでは業界で第一分野と言われる「死亡保障」についてお話しします。
老後に備えるものとしては医療保険(入院やがん保険)や介護保険など
第三分野と言われるものがありますが、それらについては別途お話します。
(ちなみに第二分野は自動車や火災保険など主に損害保険が担保するところ
を言います)

「それじゃ、私の保険はどうすればいいの?」でしたね。
ご主人よりほとんどの奥様が長生きする前提で考えると、上記の老後への備え
が極めて有効になります。
前回分の生活保障や教育費について奥様の保障にて備える必要がないのであれば、
なるべく分厚い終身保険を奥様に付保することをお勧めします。

次回から具体的に説明していきます。

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