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国内初!使途が明確な「政治版クラウドファンディング」

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政治家や立候補予定者の資金調達を支援する「政治版クラウドファンディング」を紹介します。

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政治版クラウドファンディングの運営は、「ShootingStar」を手がける株式会社JGマーケティングNPO法人ドットジェイピー、2014年3月18日にスタートしたサービスです。

日本初の政治版クラウドファンディング

政治版クラウドファンディングは、クラウドファンディング ShootingStarのサイト上で政治家や立候補予定者がプロジェクトを起案し資金調達をする仕組み。日本では初となるサービスです。ShootingStarといえば、都知事選の際に家入一真さんが選挙運動資金を募ったことは記憶に新しいですよね。

クラウドファンディングサービスですので、政治家などが起案した「プロジェクト」に対して支援をする仕組みです。登録されている内容を見ると、「地元PR活動資金」「情報配信(市政報告)」「政策提言事例の自主出版」「国政報告書の作成」など使途が明確になっていて、募集金額も数万円から数十万円程度です。

また、「報告書の送付」「議員とランチができる権利」「議員が勉強会の講師をする」などのリターンを得ることもできます。

使途が明確なのはスッキリする

米国では、オバマ大統領が2008年と2012年の大統領選挙において、インターネット経由で日本円にして数百億円規模の献金を集めたことが有名ですが、政治版クラウドファンディングでは献金とは異なり資金募集の目的が明確に表示されています。

先日、私はとある元市議会議員の方と食事を一緒にする機会がありました。その方は、小学生のときにリクルート事件をニュースで見て、「将来、政治家になって日本の政治を変えてみせる」と決意したそうです。お話を聞くと、活動資金には持ち出しも相当多いとか・・・。

使途が明確な政治版クラウドファンディングの仕組みは、政治家や立候補予定者にとっても、プロジェクトに賛同して支援をする側にとっても、スッキリした良い仕組みだと思います。

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