生まれ育った環境などに負けないで、学ぶことをやめないで欲しい「BOOK FOR KIDS」

児童虐待や貧困などの理由で親の養育が難しいと判断された子供たちが生活をしている児童養護施設。古本で児童養護施設の子供たちの学習支援ができる「BOOK FOR KIDS」を紹介します。

BOOK FOR KIDSのプログラムを実施しているのは、児童養護施設の学習支援をしているNPO 3keys。以前紹介した、NGO・PLASの「チャリボン」、かものはしプロジェクトの「ほんのかけはし」はVALUE BOOKSと協働していますが、こちらはBOOKOFFと協働しています。

30,000人以上の子供たちが児童養護施設で生活している

日本全国で30,000人以上の子供たちが、約570の児童養護施設で生活しているそうです。子供たちは、家庭の問題や、児童相談所や一時保護所を行ったり来たりなどの環境で、基礎学力が身に付かず、児童養護施設にくる以前から学習遅れの状態になっていることが多いそうです。

育児放棄を含む虐待を受けたり、貧困などの環境にいたりした子供たちが自信をなくし、学習意欲が削がれることは容易に想像がつきます。

生まれ育った環境などに負けないで！

3Keysは、このような環境にいる子供たちの学習支援をずっと続けています。私も裕福ではない家庭で育ちました。また、私の甥っ子も大学に進むのにとても苦労しています。ただ、児童養護施設で生活する子供たちの環境とは比較になりません。どうか生まれ育った環境などに負けないで、学ぶことをやめないで欲しいと思います。

BOOK FOR KIDSは、不要になった本、CD、DVD、ゲームなどをBOOKOFFが買い取り、買い取り金額を児童養護施設にいる子どもの学習支援に活用する仕組みです。それ以外にも、3Keysに直接寄付をすることもでき、子供たちを継続的にサポートするマンスリーサポーターにも、月1,000円からなることができます。