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「社会貢献が日常になる世界」の可能性を追い求めます!

「もうひとつのソーシャルを考える」を始めます!

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はじめまして

皆様、はじめまして。現在、国内のソフトウェアメーカーでマーケティング業務をしています、佐々木 泰と申します。本日から、「もうひとつのソーシャルを考える」というタイトルでブログを開始させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。

このブログでは、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアだけではなく、もうひとつのソーシャル、「社会的な」「社会貢献」などの意味を持つソーシャルについて、いろいろと考えていきたいと思います。

自己紹介とブログを始める理由について

まず、はじめに簡単に自己紹介をさせていただきます。現在の私の仕事の内容では、どうしてこのようなブログを書かせていただくのか、皆様もとても不思議ですよね?

私は大学を卒業後に国内の大手SI会社に新卒入社(なんと同期800人! そうあのバブル全盛の頃です)し、その後外資系のソフトウェアメーカーに転職しました。転職して何年かした頃、当時の2000年問題の外部向け窓口の担当者になりました。その頃は「社会貢献」などはあまり考えたこともなく、2000年問題の担当者としてただ忙しい日々を送っていました。

そして忘れもしない1999年の秋のある日曜日、TVで国内優勝した調布のリトルリーグの子供たちが、米国の世界大会に挑戦するというドキュメンタリーをやっていました。その少年たちは残念ながら途中で敗退してしまうのですが、敗退した後に悔しそうに肩を震わせて泣く姿がとても印象的でした。実は私も少年野球をやっていましたので、その頃のことが急にフラッシュバックしてきて、恥ずかしながら号泣してしまいました。そして考えたのです「自分はいま、この子供たちと同じくらい真剣に仕事をしているのだろうか?」と。

それから数ヶ月後の2000年の年が明けた直後に、急病で倒れてしまい4日間くらい意識不明になってしまいました。1ヵ月くらい入院し、最終的にはことなきを得て職場に復帰できたのですが、そのときにも「今日生きているのは当たり前ではない」「何かをしたいのであれば、もう時間は限られている」ということを思い知らされました。

その頃から、何をしていても「自分が本当にすべき仕事は何だろう」「自分が他人のためにできることは何だろう」とずっと考え続けてきました。そして、たどり着いた私なりの答えが「ビジネスの仕組みで社会貢献をする」ということでした。

このブログと私が目指すもの

ビジネスの仕組みで社会貢献をする、そしていつの日かその仕組みで貧困・飢餓や地球環境などの社会問題を解決することが私の大きな目標です。国連などの国際組織、政治的な国家、NGO/NPOなどの団体ではなく、継続性のあるビジネスで社会貢献をすることに意義があり、ビジネスのノウハウとファシリティを結集した「企業コミュニティ」「経済合理性のあるビジネスモデル」「市場のメカニズム」にこそ社会問題解決のカギと可能性があると信じるからです。

このブログでは、社会起業をするための勉強や準備をする中で、私が調べたり考えたりした以下のことについて書いていきたいと思っています。

  • 社会問題の現状や課題について
  • 私たちにもできる社会貢献の仕組み
  • 私が感じ、考えたいろいろなこと

私たちはいま、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを利用できる恵まれた環境にいます。数字で示すまでもなく、そうではない環境にいて、住む家や仕事、次の食事に何を食べるかということにも困っている人たちがたくさんいるというのは、皆様もご存知のことだと思います。恵まれた環境にいる私たちが、いま真剣に取り組まなければ、数十年後もこのほんのひと握りの人々が贅沢に暮らす一方で、何十億もの人々が貧困に苦しむという構図はきっと変わりません。

私はこのブログで、私たちに何ができるのか、その可能性を追求し続けていきたいと思います。皆様にもお付き合いをいただければうれしいです。

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