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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

ヤフオクオーディオ取引顚末記-その1

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今日は日曜日なので、まー別ネタを。

2003年12月頃から2005年6月頃まで、ヤフーオークションをものすごくたくさん利用しました。CD、LP、ビデオ(DVD含む)はだいたい買うだけで、それぞれ50~150点程度。一番熱中したのは中古オーディオ機器で、約1年のうちに40台を落札し、ほぼ同数を売却しました。

ある程度まとまった量を売り買いしていると、体感的にわかってくることがあります。

【知見1】オーディオ機器は組み合わせ総重量200kgを超えるあたりからハイエンドの音がし始める。

その昔、オーディオ評論家の長岡鉄男氏の書いたものに触れた人の間では、「オーディオ機器は重ければ重いほどよい」というのは割りと常識として理解されています。私もガキの時分に彼の書いたものを読んでいましたから、これは頭に入っていました。
多少”大人買い”ができるようになった昨今、いろいろ買って試してみると、彼の言っていることは一理も二理もあるなぁーという感じです。

今の自室のオーディオセットでは影も形もありませんが、最盛期にもっともよい音がしていた頃のラインナップは次のようなもの。

 SP:Diatone DS-90C 片ch 75.0kg 
 Pre-Amp:Exclusive C3a 12.5kg
 Main-Amp:300Bシングルをパラレルで使用したモノラルアンプ 片ch 23kg程度
 CDP(トランスポートとして使用):Sony 555ESD 13.5kg
 DAC:Sony DAS 703ES 16.0kg

80年代のオーディオ機器に詳しい方ならすぐに気づくと思いますが、300Bの真空管アンプ(プロの手作り)を除けば、すべて性能の割りにかなりお安く手に入る機器ばかりです。ですが、総重量は238.0kg。こりゃもうさすがに王者の風格を漂わせる完璧にハイエンドの音がしていました。

最終的には売ることになった300Bモノラルアンプを出品した際にヤフオクで書いた説明文では、以下のように記していました。

-----芳醇、ステーキで言えば肉汁がたっぷり詰まっている、フレッシュ、音が痩せているという表現の正反対、高級料亭の手間隙かけて取ったかつお自然だしによる煮物、といった表現がしっくりくる本機の個性……。また、どういうプリアンプ、CDPをつないでも、決して失われない本機特有の「音のすじ」……。高域、中域に上のような味わいがある一方で、低域は余裕たっぷり、排気量5000ccでラクラク鳴らすね、という感じ。-----

まぁいつの時代もオーディオ機器の音の描写というのは難しいものですね。一言で言えばものすごく余裕がありつつ繊細な表現をこなすというあたりです。
この”余裕”が重たい機器の組み合わせから出てくるわけです。

上記ラインナップでも際立って重かったのがスピーカーのDS-90Cです。

これがですね、6万円程度で入手したのですが、ものすごい音がしてました。重量による圧勝という感じです。往時のジャズ喫茶のJBLのシステムにも匹敵するほど、リアルなジャズが再生できてました。結局、オーディオ機器は部屋の空気をゆさぶる必要があり、相応のリアリティを得るためにはゆさぶるための自重が必要だということでしょう。

こういう重たいシステムはさぞかしコストがかかるとお思いでしょうが、300Bの真空管アンプを除けば、あとは20万円ちょびです。まー、重量25kgぐらいのモノがよいパワーアンプは5万も出せば入手可能なので、重量200kg超のシステムもうまくすれば25万円前後で実現可能と覚えておいて間違いないです。
これでハイエンドの音がするんですからね。すごいものです。上記【知見1】の変形でほぼ同趣旨の内容が以下。

【知見2】オーディオ機器は、発売時定価総額が150万円を超えるあたりからハイエンドの音がし始める。

ヤフオクを使って、80年代の高級機を揃えるようにすると、発売時の定価の総額が150万円を超えるようなラインナップを組むのはさほど難しくありません。やっぱり25万円程度を用意すれば、なんとかなる線です。(メーカーに制約がありますが)

そんなこんなで25万円程度の中古機器で「すげー、これはもう完璧ハイエンド」と喜んでいた時期がありました。

やや時間がかかってしまって、1時間30分程度

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