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暑くて髪をカットするなら、ヘアドネーションしてみては?

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暑すぎ。髪、切りたーい。そう思ってるセミロング以上の人!
ヘアドネーションを検討してみてはどうでしょう?

知ってる人も多いと思うけど、ヘアドネーションとは、先天性無毛症や不慮の事故や小児がんなどで髪の毛を失った子どもたちに、医療用ウィッグの原料となる毛髪を提供すること。行きつけの美容室で相談してみるもよし、ドネーションサロン(賛同美容室)へ行くもよし、セルフカットするもよし。

提供方法の詳細については、NPO法人 JHD&C(ジャーダック)のサイトを見てください。

ボランティアを公言するのは本意ではないが、まだ知らない人もいるので、お知らせの意味で書くことに。

2010年末、このブログ開始にあたり撮った写真のショートの状態から、毛先カットしつつ、7年半。(この季節なので、たとえるなら)貞子くらいの長さになっていた。既定の「切り口から毛先まで31センチ以上」はクリア。
不足しているという50cm以上を目指せればいいのだが、これは断念した。もし被災したら、ドライシャンプー一択になり、髪の扱いに困る。そこで急きょカットしても、輸送に困りそう。それでは長年のメンテナンスが水の泡になりかねない。
そうしたリスクを避けるため、7月1日に、セルフカット、(デジタル化途中の書類を保管している)耐火防水ボックスに保管していた。郵便配達さんが熱中症になりそうな酷暑や水害による道路寸断により見合わせていて、気温が一時的に下がった昨日発送した。

美容室には行かなかった。さいきんの美容室には、化学物質があふれている。一昨年にリフォームの有機溶剤曝露で快復に1年かかったこともあり、カット中に咳き込むリスクがあって、今回は見合わせた。
天蕎麦(天然のネオソバージュ)でパーマをかけたことがなく、白髪は稀に発見する程度だから染めたこともなく、愛媛県民につき今治タオルドライでドライヤーは持っていない、という、エコな髪。35cmを測ってカットした。今年は日光アレルギーが辛いので、首周りを覆う長さは残した。

これまで基本はショートだった。
原因は、左目奥の頭痛。顔にかかる髪が邪魔になり、痛みが去ったら切る、の繰り返し。 が、群発仲間うちでは、年をとるにつれ、間隔が遠のくという噂。私も、髪を切る頻度が減った。そろそろ切ろうと思っていた矢先、ネットの記事で、ヘアドネーションについて知った。
10数年前に、腹を手術したときのことを思い出した。良性で1週間の入院だったが、入浴できない間、クタッとなった髪が見苦しく、バンダナで覆って血液検査に行ったところ、その場にいた誰かが、こころから同情したように、「かわいそうにねえ」と言った。抗がん剤治療中と誤解されたっぽい。
そのとき、抗がん剤治療中の人は、ビジュアル面の問題に悩むだけでなく、周りからの言葉への対応にも気を遣うんじゃないかな、と思った。ウィッグがあれば、この2つの社会的な困難は、なくなるだろう。すこしでもストレスを減らした方が、病気に勝てる確率は上がるはずだ。髪が戦力になるなら、と思い、カットするのをやめた。

ロングヘアだと洗髪に時間がかかる。別居の高齢親からの365日24時間オンコールにワンオペ対応しているので、入浴中の呼び出しもある。洗髪中に電話が鳴ったらと戦々恐々だったから、カットしたときは、ほっとした。

なお、DNA鑑定できるのは毛根がついている場合で、カットした髪で個人情報の問題は発生しないと考えている。

年配のショートの人も、涼しくなったら、伸ばしてみては、どうだろう。わたしの祖母は、80歳を過ぎてからもスーパーロングヘアで、毎朝白髪を梳き梳かしては、和服に合うよう、髷を結っていた(和裁と手芸の講師をしていた)。高齢者のロングが、イタイ人になるか上品に見えるかどうかは、顔の造形やスタイルではなく、トータルコーディネートと言葉遣いと所作で決まる。

ロングヘアの皆さん、長引く猛暑を乗り切るためにカットするなら、ドネーションを考えてみてはいかがでしょう?

人の髪なんて別に見たくもないだろうけど、証明のために写真載っけとく。

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