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復刻版 ウェブコラム:1997年「VRML1.0入門」(4)「ファイルの作成方法と、VRMLビューワの使いかた」

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復刻版 ウェブコラム:1997年1月「VRML1.0入門」(4)「ファイルの作成方法と、VRMLビューワの使いかた」

VRML1.0で記述して作成されたワールドファイルの拡張子は.wrl、ワールドの略です。
VRMLのソース自体は、JavaScriptのようにHTML内に記述するものではないため、コンパイルを擁する面倒な言語のように誤解されがちですが、そんなことはありません。
テキストベースのコードであり、エディタひとつで記述することができます。書けたら、「.wrl」という拡張子を付けて保存するだけです。

ワールドファイルの作成方法

ワールドファイルの作成方法には、2種類あります。

エディタで直接記述する方法

パソコンに標準搭載されたテキストエディタで記述する方法です。メモ帳やワードパッドなど、何でもかまいません。

3DCGソフトを使って制作したデータをVRML形式でエクスポートする方法

ソフトを使えば、テキストエディタでは不可能な、複雑な形状を作成でき、テクスチャマッピングも簡易に行うことができます。ただし、リンクはマニュアルで張る必要があります。
また、いくらエクスポートしたデータを軽量化しても、複雑なものは重くなるようです。ソフトウェアを使うと、ディテールに凝るようになってしまいますから、加減が難しいのではないでしょうか。新年より勤務先に3DCGソフトが導入されましたので、今後試すことができたら報告しますね。
最近は、数万円で購入できる、基本的な機能の付いた簡易な3DCGソフトも出回っています。趣味の範囲で制作するのであれば十分でしょう。

ワールドファイルの表示方法

HTMLファイルの中に画像を埋め込むのと同様に、.wrlファイル名とVRMLビューワの表示サイズを指定して、EMBEDタグで埋め込みます。

ワールドファイルの転送方法

HTMLファイルとともに通常の手順で転送するだけです。
すでにプロバイダのサーバでは、送り出し側の設定ができていますので、制作者側での設定は不要です。

VRMLビューワの使いかた

【 VRML Control for IE3.0 】

  1. メニューバーの中から、動かし方を選びます。
  2. プレス&ドラッグでズームし、[ spin ] で回転します。
  3. マウスカーソルを乗せると手のひらマークに変わる場所にはアンカが埋め込まれています。 その時、ブラウザのアンダーバーにメッセージが表示されます。 さらにクリックすると、リンク先のページが表示されます。

【 Live 3D 】

  1. 右クリックでショートカットメニューが表示されます。
  2. [ Option ] メニューを選ぶと、[ Navigation bar ]が表示されます。
  3. [ lamp ] を1ランク下げると、VRML Controlでの表示に近い色になります。
  4. [ Lights] の [ Headlamp] を調整すると、光源の位置が変わります。
  5. 色を調節します。
  6. [ walk ] メニューを選び、プレス&ドラッグするとズームします。

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