IT業界につとめる「雑貨屋(なんでも屋)」が、業界の事、情報セキュリティの事、趣味や日々雑感を綴っていきます。お暇な方はおつきあい下さい。

076.【雑感】働き方改革について(3)

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佐藤@IT雑貨屋です。
今日のお題も前回に引き続き「働き方改革」について書かせて貰います。

「働き方改革の実現」(総理官邸のホームページ)
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/ichiokusoukatsuyaku/hatarakikata.html

キャリアパスという事が「働き方改革」に項目として挙がっていましたが、今回はそのキャリアパスという事について少し書かせてもらいます。

総理官邸のホームページでは「単線型の日本のキャリアパス」という事で、以下の事が掛かれていました。

「単線型の日本のキャリアパス=ライフステージに合った仕事の仕方を選択しにくい。」
転職が不利にならない柔軟な労働市場や企業慣行を確立すれば、自分に合った働き方を選択して自らキャリアを設計可能に。付加価値の高い産業への転職・再就職を通じて国全体の生産性の向上にも寄与。

ここで「転職が不利にならない柔軟な労働市場や企業慣行を確立すれば」とありますが、今の日本ではいまだに「転職回数」が、転職する際のリスクとして扱われています。

これは私の過去の経験ですが、私自身、転職回数は正直多くあります。
この転職回数が多くなった理由ですが、私は所謂ベンチャー企業の経験が社会人経験の半分を占めています。

ベンチャー企業とは、その名前が示すようにその経営には常に「冒険」というものがついて回ります。その結果、収益が確保できるまでに成長すれば良いのですが、大半は途中で収益が減収、資金繰りが上手く行かず事業の閉鎖や倒産という事になってしまい、転職を余儀なくされてしまいます。

その経験の中で自分自身も役員としてある会社で仕事に取り組んで来たという経験もあり、新たな部署を立ち上げる為に求人募集にも取り組んで来ました。
そういう意味で言えば、「雇用する側」と「雇用される側」の二つの立場を経験してきましたので、今の日本にある「企業慣行」としての「転職が不利になる理由」というのも、ある程度理解しています。

転職が多いという事で、不利となる事の一つ、それはその人の働く事への姿勢が疑われてしまうという事です。

理由はともかく、一つの会社に長く勤務する事が出来ないという観点から、その人の仕事の姿勢を「持続性が無い」「会社という組織の中で協調性の無い」という見られ方をされるケースが多くあります。それは会社が組織である以上、やはり組織内での協調性や持続性を求めますので、そういった観点から採用選考の足切り基準の一つとして転職回数があるのです。

私の場合、転職経歴の多くが「会社の倒産」「事業の閉鎖」とリンクしていますので、面談まで行けばそのあたりについて釈明を出来る機会も得られると思っていましたが、転職活動で選考を潜り抜けるという事には大変苦労した経験があります。

転職支援のコンサルタントからも「佐藤さんの選考はNGでした。その理由で言われたのが転職回数の多さです。」という言葉を、過去に幾度か指摘もされました。

こういった事を少しでも改善するという事で「キャリアパス」という言葉もあると思います。このキャリアパスでは主に資格を取得する事で、その持っている能力をアピール出来るという事もあるのでしょう。

しかし企業の仕事の取り組み方とは、それぞれの企業が独特の進め方をしている為に資格を取得しているから、その人が即戦力になるというものではなく、資格とはあくまでも「人物評価の一部」にしか過ぎません。だからキャリアパスに基づき資格取得を果たしただけで「付加価値の高い産業への転職・再就職」とは直ぐになりえないと思います。

総理官邸ではこういった事を述べていますが、日本の社会で「単線型のキャリアパス」という事を変えるのは、そう容易ではないと思うのですが、如何でしょうか。

以上ここまで三回にわたり「働き方改革」という事を私なりの視点で書かせてもらいました。
内容としてはいずれもネガティブ的要素がかなり強いと、自分自身でも理解していますが、それでは「働き方改革」とは本来どの様な事を目指せば良いのか。

その事についての私見を、次回以降のブログで少し書いてみたいと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
IT雑貨屋をこれからもよろしくお願い致します。

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