IT業界につとめる「雑貨屋(なんでも屋)」が、業界の事、情報セキュリティの事、趣味や日々雑感を綴っていきます。お暇な方はおつきあい下さい。

064.【自分の事】転職を決意した時

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佐藤@IT雑貨屋です。

先週まで客先のトラブル対応の為に出張があり、実は腰を痛めてしまいました。

何故、腰を痛めたか。
まあ仕事自体が座りっぱなしの仕事もありますが、やはりトラブル解析の為に様々な機材を持ち歩きます、
結構重い荷物を持ち歩いて行きますので、それで腰をヤッテしまった様です。
昨日も子供の付き合いで外出したのですが、もう腰が痛くてしょうがない状態です。

やはり年齢相応の体になってしまったという事なんでしょうか。

さて前回(053.【自分の事】転職の兆し)からの続きです。
当時の私は、週に何回かは会社に泊まり、少人数ながら様々な業務をこなしていましたが、デバイスドライバ開発でアセンブラを扱っていた事から、C言語への練度と機器のスペック理解という事でも当時の私が社内で一番進んだ立場になっていました。

その為に業務が集中していたのです。

それこそデータベース制御の部分やKERNELと社内的には呼んでいたアプリケーション中核の構造まで対応していましたので、営業からもコマンドのカスタマイズの打診や、技術的な可否についても相談を受ける立場でした。

そんなある日の事です。
久しぶりに自宅に早く帰れる日があり、半年ぶりに友人に会う予定を入れていました。そして帰ろうと準備をしていた頃にN課長から呼び止められ言われました。

「佐藤くん、悪いんだけど今日中に印刷処理部の〇〇のバグがあったようなんで、至急対応してもらえないか?」

前日もその前日も会社に泊まり込みを続けながら、久しぶりに早く自宅に帰れると思った矢先、そういった話が出てきました。

「N課長、それは明日じゃダメでしょうか?今日はかなり前から知人と約束をしているんで帰らせて貰いたいんですが」

実はここでN課長の言った印刷処理部のバグですが、元々はN課長が担当していたモジュールである事を私は知っていたので、出来れば課長自身にやってほしいという事もあって、こういった言葉を言いました。

「いや、僕はさー。今日は家の用事もあるし、明日まで営業に回答しなければならないからさ。頼むよ」

この言葉に僕自身「おいおい、自分自身は毎日定時や一時間残業程度で切りあげていて、週半分は会社に寝泊まりしている俺に対して、そんな言葉を言うのか??」と多少イラつき始めていました。

「いや、お言葉ですがその印刷処理部は本来課長が作ったモジュールだし、課長がやられた方が早く解析できませんか?」

多少皮肉っぽい言い方であったと思いますが、そこは若気の至りでした。
この言葉には課長もイラッとした様でした。

「そうか。。。佐藤君。君が仕事が大事だと思うのならこの仕事をしてほしい。自分自身の用事が大事ならば帰ればいいじゃないか」

この言葉に何故か切れてしまいました。
当時の思いは「なんでもかんでも一人に集中させるのは止めてくれ」でした。

「解りました。僕は自分の用事が大事なので、ここで帰らせてもらいます。お先に失礼します。」

すぐに部屋を飛び出して帰りましたが、この時に「もう、この会社ではむりかなぁ・・・」という事が胸の中に去来していました。
この当時、僕が手掛けていたアプリケーションシステムは、もともとは8名前後のメンバーが担当して構築をしていました。しかし以前にあった「競馬事件」の為に、多くの開発メンバーが会社を去り、課長1名・主任1名・新人1名と私の4名で何とか支えてきました。
しかし4名とは言っても実際に様々な状況を把握し、対応するのは私1名。
アシスタント的に新人も手を動かしてくれましたが、実際には1名で対応するという事実は変わりません。

開発の課長と主任が会議で呼ばれ、会社の方針などは決定されていますが、実務として作業をする私には意見を言う場もありません。いつも課長と主任は私1名にすべてを丸投げしてきて、それで終わりという状況が1年近く続いていた事から、自分自身、精神的に限界点に来ていたと思います。

翌日は有給を取って休み、1日ぼーっとしていました。
朝に会社に電話を入れた時、営業の課長は何かを感づいていてか、「佐藤ちゃんよー、大丈夫か?」と電話越しに言葉をかけてくれましたが、そこは気の無い返事で返していました。
そしてその次の日に会社に行くと、社長から呼び出されました。どうやら課長から話が社長に上がっている様子だったのです。

社長は開口一番こう言ってきました。

「佐藤君、会社に不満があるのか?それは給料か?」

その言葉を聞いた時、自分の中で退職の決意が固まりました。
僕が不満を感じていたのは「一人にすべてを丸投げする」という体制であり、業務の進め方でした。けして給料などではありません。また小さい会社にも関わらず従業員の様々な意見を聞く事の無い、この会社の姿勢にも何か疲れていたのです。

「いや、何も不満はありません。誠に申し訳ないのですが、退職させて下さい。」

当時私は23歳。この会社に入社して4年目を迎えていました。
何も知らない私を様々な形で鍛え教えてくれた人たちの多くは、既に退職してしまい、残った自分自身も体調崩してしまった時期もあったりして、疲れ切っていました。

この僕の言葉に社長も下を向き、何ら言葉も言わなかった事を記憶しています。
その後、開発室に戻って自分の荷物を整理して、初めての会社を後にしました。

「次は何の仕事をしようかなぁ・・・」

そんな言葉を考えながら、本当に久しぶりに青空の下、家路に着いた事を今でも記憶しています。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
IT雑貨屋をこれからもよろしくお願いします。

【IT雑貨屋ーホームページ】
http://www.itzakkaya.com/

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