IT業界につとめる「雑貨屋(なんでも屋)」が、業界の事、情報セキュリティの事、趣味や日々雑感を綴っていきます。お暇な方はおつきあい下さい。

061.【雑感】年齢の上がったエンジニアについて考える

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佐藤@IT雑貨屋です。

最近では何とかこのブログで定期的に記事を更新出来る様になってきました。
仕事の方はと言うと、これがまた結構多忙なのですが、手持ちのスマホやモバイルを駆使して記事を書いています。

私もまもなく半世紀の年齢になってしまいます。
いやー早いものですね、本当に人生の時間というのは。

十九歳でこの業界に入ったのですが、そこから考えても三十年ほど、この「IT業界」という界隈で食べてこれました。
私がこの業界に入った時期は、日本でも「これからバブル」という時代であり、そういった意味から言えば私は「バブリー」な世代なんでしょう。

幾つかの会社を経てきましたが、今の私はフリーランスという立場です。
ここ数年間は、とある通信会社でサービス企画関連の業務に取り組んでいますが、この業界も様変わりしたものです。

昔は自社パッケージソフトの開発を行っているシステムハウスが多かったですが、最近のこの業界では「技術者派遣」が一般的です。
「技術者派遣」を行う会社では、基本的に売り上げは「人月単価」という事になりますが、この「人月単価」も最近では安くなりました。

それでもまあ若いエンジニアで独身であれば、それほど気にする事はないかもしませんが、やはり年を重ね、所帯を持ち、子供を育てる立場となれば、それなりに収入が必要になってきます。この事については以前の記事「058.【業界の話】労働者派遣法改正によって考えた事」にも書かせてもらいましたが、こういった年齢を重ねたエンジニアは、どの様に仕事と向き合えば良いのでしょう。

ただ単純に、若い人と同様に「派遣業務」に精を出し、いわゆる技術力を磨くだけで良いのか。

この人月単価という事で仕事に取り組んだ場合、年齢の上がったエンジニアが収入を確保する事が難しくなります。
何故ならば、派遣されるエンジニアの単価相場というのが、今ではほぼ固定されているからです。

こういった事もあるので、私は機会があれば様々なシステム会社の経営者のお話を聞いてきました。
「エンジニアの正社員で、年齢を重ねたエンジニアの給与をどの様に考えますか?」

こういった問いに対しては様々な答えがありました。

ある会社では「派遣先のエンジニアのマネージャーとして後人の管理・育成という事に力を発揮して頂きたい」という事を話していました。
得てしてこういう回答をする会社は、複数のエンジニアを派遣先に出して、その売上の合計から、マネージャーとしてのエンジニアの給与を確保するという事を考えていました。

またある会社では「そんなもの、エンジニアの自己責任だ。PHP/PERLなどで技術を磨けば、高単価な仕事なんていくらでもある!」と豪語していた会社もいました。
でも私の見る処ですが、単純なコーディグを行えるという事であれば、中国を始め外国から入ってきているエンジニアの方が、安くて良い仕事をしていたりしますので、単純に言語を習得し、技を磨いてもそれが直ぐに「高単価な仕事はいくらでもある」という事につながるものでは無いのではないかと。

極端な答えですが「年齢高いエンジニアは不要!必要なのが若くて単価の安いエンジニア!」という会社もあったりして。

思うに年齢を重ねたエンジニアには、「付加価値」というものが必要ではないでしょうか?
若いエンジニアと派遣業務で同じ仕事をして、年齢が上がったから給与が単純にあがるという事はないでしょう。

年齢が上がれば、単に技術的な事だけではなく、やはり業務的の専門的な知識や経験、また営業的な視点、その上でのマネージメントの能力等。
そういった付加価値的なものを強める必要があると、私は最近強く感じています。

一般的に企業がシステムを導入する、またそれを検討する目的の大半は、業務の効率化とそれによるコストダウン。
あとはそれにより、プロダクトの付加価値的なものが付けば尚よいという事です。

それを考えると、技術的な事もそうですが、やはり業務知識などを持つエンジニアが必要になります。
エンジニアというのは、とかく技術的な事を追及しがちですが、お客様がそんな事を求めていませんからね。

私はこれら付加価値を「コンサルティング能力」と呼んでいますが、そういった力量を磨く事が大事になっていくると思います。
また聞く限りにおいて、そういったエンジニアは不足していますし、単価も単純な製造工程のエンジニアとは異なってきます。

あとはそういった案件を持っている取引先を持って協業するとか、開拓する事も大事なのではないでしょうか。
しかし現実には、そういった案件を持っている会社というのも、希少価値な気がしますけどね。。。。

そういう視点を持ちつつ、自分自身で必要な行動を取る力。
年齢が上となり、経験を積み重ねてきたエンジニアには、そういう事が求められるのかもしれません。
私はそのように考えています。

ここまで読んで頂きありがとうございます。
これからもIT雑貨屋をよろしくお願い致します。

【IT雑貨屋―ホームページ】
http://www.itzakkaya.com/

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