IT業界につとめる「雑貨屋(なんでも屋)」が、業界の事、情報セキュリティの事、趣味や日々雑感を綴っていきます。お暇な方はおつきあい下さい。

060.【自分の事】過去につきあった機器について-3

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佐藤@IT雑貨屋です。

暑さ寒さも彼岸まで。
こんなことを言いますが、もう3月も後半です。仕事は相変わらず年度末に向けて多忙を極めていますが、今回も前回「059.【】過去につきあった機器について-2」に引き続きの事を書いていきます。

お時間のある方はお付き合い下さい。

■PC-98XL
98xl.jpg前回に書きましたが、当時いた会社ではリコーのマイツールというパソコン上で動く2次元CADを開発していましたが、おそらく当時の会社の事情もあって、NECのPC-98シリーズ上にCADソフトを移植するという事になりました。
このソフトはMS-DOSで動いていたので、ファイル制御や周辺機器との標準の入出力はそのまま利用できましたが、グラフィックやRS-232C、またキーボードなどの制御については、PC-98シリーズにあったデバイスドライバを開発する必要があり、その作業を私が担当しました。
この時に使用したのがこの「PC-98XL」です。
通常、NEC-PC9801では「640✕400ドット」のグラフィック性能だったのですが、PC-98XLは「1120✕750ドット」という細かい解像度のグラフィックを表示する事が可能だったので、その為の作業を1か月程度、ぶっ通しで行い官僚した事を覚えています。少し間かい事を言うと、リコーではグラフィック系はとてもシンプルだったのですが、このPC-98XLには「EGC」というLSIと「GDC-μPD7220A」というLSIが搭載されていて、そのLSIにコマンドを発行してグラフィックを処理する事で、かなり高速な描画を実現する事が出来ました。しかしそれらLSIの情報詳細は非公開だったので、BIOSと言われる基本ソフトを逆アセンブルし解析した事もありました。
でもまあ、とても面白いPCでしたね。

■IBM PS/2
IBM_PS2_Model50Z_8550.jpg次に扱った機器はIBMのPS/2というPCでした。
この機器は完全なるビジネスモデルであり、機能もとても素っ気ない感じでしたが、良く覚えているのはキーボードのタッチ感覚です。
NECのPC-9801では「カチャカチャ」という感じのタイピングですが、このPS/2は「タクタクタク」という感じでタイプ感が能く、疲れが少なかったので、さすが「ビジネスモデル」と感心したものです。
当時は某警備会社の社内システムを某大手事務機器メーカと共同で開発するプロジェクトがあり、このIBM PS/2に開発間もない「OS/2」を搭載しての開発となりました。
このプロジェクトはかなり短納期で、CAD部分の開発作業は「OS間移植(MS-DOS⇒OS/2」がメインとなり、やはり私が主担当で取り組みましたが、その他コマンド関係やデータベース連動なども複雑なもので、当時の会社では近所のホテルに部屋をとり、そこでメンバーが雑魚寝しながら会社に通うというハードなものでした。当時の私は先進のOSをいじる事の楽しさと、グラフィック関係は「VGA」という、まあ世界標準になるであろう機器仕様の仕事だったので、英語のマニュアルに首っ引きで取り組んだ事を覚えています。
このプロジェクトでは常に2~3日は徹夜という事も当たり前という状態で、今から考えればよくやったもんだと感慨深いものがありますね。

■PC-9801RA21
PC9801RA21.jpgこれはNEC PC-9801シリーズの最後の方のモデルでした。
先のIBMのプロジェクト終了後、自社のCADソフトのバージョンアップなどでお世話になった機器です。
ハードウェアの基本構成は変わらなかったのですが、この機器はちょっと長くお付き合いした記憶があります。
CAD会社を退職後、次の会社に行ってもこのPCとは付き合いました。
丁度1989年から1990年代初頭にかけて、多くの案件はこの機器で行った記憶があります。
世界的に見ると「DOS/V」(MS-DOS Ver5.0)が出てき始め、NEC以外のメーカーは順次「PC-AT互換機」(IBM PS/2と同じハード構成のPC)を出す中で、NECだけはPC-9801を出し続け、まだまだ日本国内のPCでは主流の位置を占めていました。
だからNECのPC-98関連の案件も多くあり、当時、そういった開発にはこの機器を利用していました。しかし1993年にマイクロソフトが「MS-Windows3.1」をリリースし始めてから、このNECの牙城は急速に衰退していったのを、今でも鮮明に記憶しています。

私の機器の遍歴はまだまだありますが、今回はここまでとさせて頂きます。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。
IT雑貨屋をもれからもよろしくお願い致します。

【IT雑貨屋―ホームページ】
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