記録するジャーナリズムから、測って確かめるデータイズムへ

素人まとめサイトより悪質:雑誌プレジデント掲載、内海聡医師の「糖尿病治療にインスリン投与は無駄」記事を問う

»

president201702s.jpg
まとめさいとWELQの変な記事が炎上したのは記憶に新しいところです。ネットよりも紙メディアの方が安心という方は多いでしょう。

しかし、実はより信用ならない、近藤誠医師らの「がんの放置療法」とかを野放しにするどころか、本を出版して宣伝し、トンデモ情報を広めているが当の出版社であり雑誌なのです。

「文春砲」などと持て囃されて、評価が高まっている週刊文春とその出版社文藝春秋社は、その近藤誠医師の「患者よ、がんと闘うな」 文春文庫 とにまでして売り続けている張本人です。批判を受けて更には、「文藝春秋増刊 近藤誠 何度でも言う がんとは決して闘うな 2014年 01月号 」を出しています。週刊新潮はこの文春の報道姿勢を批判してきました。

http://www.j-cast.com/2015/09/03244378.html?p=all

全文表示 | がん論争が「文春VS新潮」の様相 近藤医師「放置療法」めぐり白熱 : J-CASTニュース via kwout

それぞれポジショントークというか宣伝合戦という側面もあるわけですが、大手出版社の記事だから信用できるというわけではないとはいえるでしょう。

Kindle無料立ち読みで読める、雑誌 プレジデントのインチキ医療記事

医師免許を持っていても、ほとんどの医師の常識に反する治療法を喧伝し、本を売って儲けられる状況を変えるのは困難です。批判しても「悪名は無名にまさる」の諺通り、炎上商法に手を貸すことになるからです。そんななか、雑誌プレジデントが近藤誠 内海 医師らのトンデモ記事をお金もち特集の号の中で見開き2ページで編集部による聞き書き記事を載せました。こちら、Kindleの無料立ち読みで読めるので是非、ご覧になってどんなことを言っているのか読んでいただけることをお願いたします。

FireShot Capture 94 - PRESIDENT (プレジデント) 2017年 2_13号 [雑誌] I _ - https___www.amazon.co.jp_PRESIDENT.png

一部だけ引用します。

生活習慣病の代名詞ともいえる糖尿病については、血糖値の上昇を抑えるインスリン治療が一般的。だが内海医師は、生活習慣病由来の糖尿病に対するインスリン治療は「無駄の極み」と断言する。本来は体内でつくられるインスリンというホルモンを体外から入れることで、体はインスリンが足りていると思い込む。そのため、いっそう分泌が抑制されるのだという。

こういうインチキを堂々と語る医師はどうかと想いますが、真に受けるプレジデント社はもうちょっと一般常識を勉強しておくべきです。もしくは社内の血糖値が高い人に聞くとかすればおかしいと分かるでしょう。インスリン投与はそもそも生活習慣病由来の糖尿病治療でインスリン治療は「一般的」じゃありません。インスリンの前にだす薬があります。主治医がインスリン投与を必要と判断しているなら医師の指示通りに飲むのが命に関わる大事なことです。

他もひどいのですが、それはこちらのリンクから無料サンプルで是非読んでください。

雑誌プレジデント、メインの記事のサンプルはFujisan がお勧め

http://www.fujisan.co.jp/product/5774/

PRESIDENT(プレジデント) 53%OFF | Fujisan.co.jpの雑誌・定期購読 via kwout

無料の立ち読みにKindleだとIDが要るのですが、IDなしにしかも、本筋の記事の一部が読めるのが雑誌の定期購読とデジタル版に強いFujisan.co.jp です。雑誌サムネイルの下のチラ見のところから雑誌冒頭のニュースなどが読めます。年間購読が安くなるキャンペーンもあるので買って読みたい場合にはこちらをお勧めします。

2/5 21時追記

見出しと記事中の氏名を 「近藤誠医師」から「内海 聡医師」へと間違いを修正いたしました。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する