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Looopsのミッション、ビジョン、コアバリューを公開します

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当社ループスは、Marketing3.0の示唆に基づき、かねてから課題だった「企業としてのミッション、ビジョン、コアバリュー」を再定義しました。また、このコミットメントを維持するために、ここに当社のお約束として一般公開させていただきます。社員一同、決してお題目にならないよう鋭意努力する所存です。

まず、10月1日のループス社内キックオフ会議で発表したスライドをご紹介いたします。



 
再定義の目的は、ループスを新しい時代(Marketing3.0)にふさわしい企業に進化させること、そのために全社員共通の価値観を共有することでした。この「Looops Way」というタイトルでまとめたブックは、次の4要素から構成されています。
 
 
■ Looops Mission (ループスの使命)
 Socialmedia Dynamics 〜 信頼と共感の絆をデザインする


2005年創業来の「Socialmedia Dynamics」は変えず、日本語併記を「ソーシャルメディアを創造する」から「共感と信頼の絆をデザインする」に変更しました。これはソーシャルメディアを取り巻く環境が大きく変化し、当社の貢献すべき使命が変わってきたからです。我々は、自らの新しいミッションを「生活者に信頼され、共感される企業になるためにはどうあるべきかをひたむきに考究し、それを実現するための革新的なソリューション(解決策)を提供する」ことと再定義いたしました。
 
 
■ Looops Vision (ループスの未来)
 好きなことに熱中できる、超スペシャリストが集まる理想郷を目指す

 
これはもう、私がIBMから独立した20年前からずっと変わらぬ想いであり、当社の目指している未来像です。本田宗一郎氏は「人生は”得手に帆をあげて”生きるのが最上である」と語っています。興味のあることは、寝食を忘れてでも取り組むことができるでしょう。逆に、やりたくないことであれば、積極的に取り組むことができず、良い結果も期待できないでしょう。とりわけ情報産業は、人自身が主体となって価値を創出しなければなりません。この「好きこそものの上手なれ」こそ「社員がハッピー → 顧客がハッピー → 株主がハッピー」というポジティブ・スパイラルの原点であるという信念に基づいたものです。当社社員は、何が一番好きなことか、どんな仕事だったら熱中できるかを社内で宣言します。そしてループスは、社員がその分野で最高のスペシャリストになること、またそのためのセルフブランディングを徹底的に支援しています。あわせてスペシャリストがチームを組むことの付加価値創造を日頃から心がけて積み上げています。
 
 
■ Looops Core Value (ループス社員が最も大切にする7つの価値観)
 1. サービスを通じて、お客様にWOW!を届けよう
 2. 専門性を磨き、オンリーワン・スペシャリストになろう
 3. 神はディテールに宿る。クオリティには徹底的にこだわろう
 4. 複雑に見えるものは、何か間違っている。シンプルさを追求しよう  
 5. チームワークで、メンバーの長所の組み合わせよう
 6. オープンで正直な人間関係を構築しよう
 7. 素直さ、謙虚さ、感謝の気持ちを常に大切にしよう


透明性の時代において、企業実態とかけ離れた厚化粧のブランディングはマイナスになります。CMタレントに頼るのではなく、社員自らが魅力の発信者となる「社員ブランディング」が注目されるでしょう。そのためには、風化したお題目ではなく、全社員が心から共感し、率先して行動規範とするような「社員共通の価値観(コアバリュー)」を持つことが非常に重要となります。このコアバリューについては、私の敬愛する企業、「Zapposコアバリュー」を大いに参考にさせていただきました。特に注力したのは、出来る限り少ない項目でシンプルにまとめる(枝葉をカットする)こと、そして我々が日頃からクチにしている想いとシンクロさせる(本音でないと意味がない)ことでした。

米国ザッポス「顧客にWOW!をお届けする」奇跡の経営,その本質を探る (12/5) 
 
 
■ Looops Business Guideline No.1 〜 仕事上の約束事
1. 事業展開の原則
 ・顧客の事前期待を上回り、感動してもらうことを最上位の業務目標とする
 ・興味のない顧客にサービスをすすめない。虚偽や偏った情報で惑わすことも厳禁とする
 ・収益は大切だが目的ではない。それを予算化したり、無理な目標を設定することはしない
 ・そのかわり、情報を全社員で徹底共有し利益もシェア。つまり喜びも危機感も共有する
 ・受身では何もはじまらない。自らのミッションを理解し、何をすべきか考えて行動する
 ・ループスが提供する付加価値の範囲で、各社員が常にサービスを改善、開発する
2. 業績評価の原則
 ・NPS (Net Promoter Score)*1 を最上位の個人目標とし、業績評価の対象とする
3. 利益分配の原則
 ・営業利益の25%を全社員の賞与として平等に還元する
 ・講演料/書籍印税は個人収入 (ただし会社が受託した業務内の講演活動は対象外) とする
4. 時間優先の原則
 ・体調調整 > トラブル対応 > 顧客貢献 > コンテンツ創造 > 社内約束事 > 移動時間 > 無駄な会議
5. 社員採用の原則
 ・チームワークが信条のループスでは、採用候補者と全社員面談を実施する

  • *1 ... Net Promoter Score, ネットプロモータースコア
    顧客のロイヤルティを測るため非常に重要な指標の1つ。「あなたはこの製品(サービス)を友人や同僚にすすめる可能性がどれくらいありますか?」と聞いて、0から10の間で答えてもらい、その数値によって3つのグループに分類。批判的な立場の人(6以下)の比率を、推奨する立場の人(9,10)の比率から引くことで得られる数値がNPS(ネットプロモータースコア)で、-100%~100%の間で表される。

ビジネスをすすめる上でのガイドラインを「仕事上の約束事」「提供する付加価値」「タスクチーム」「ビジネスプロセス」と四部構成でまとめました。内部情報が多いので、ここでは「仕事上の約束事」のみ公開させていただきます。これは私自身が創業者として20年間にわたり経験してきたこと、とりわけ失敗経験から得たことに基づいたもので、「仕事をすすめる上での社員との約束事」を5つにまとめたものです。それぞれ特長ある内容であり、ループスのビジネスに対する考え方を象徴している原則になっているように思います。
 
 
以上、当社の基本的な考え方を公開させていただきました。

自社ブランドのミッション(使命と存在価値)、ビジョン(未来像)、コアバリュー(社員の行動規範)を時代にあわせて再定義し、自社ブランドのユニークなアイデンティティを明確にすること、そしてそのコミットメントを真摯に維持していくことは、透明性の時代に必須のアプローチとなるでしょう。

我々自身、自ら率先垂範し、トライアル&エラーを繰り返して学習することで、新時代にあるべき企業の姿を体感してゆきたいと考えています。これらを実現するためには、ループス全社員、相当な努力を継続する必要があり、現状ではまだまだ至らない点が多々あります。私を含め、当社社員が「Looops Way」に相応しくない行為を行っていると思われた場合には、遠慮なく弊社に申し付けいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
 

p.s.
当社へのメール誤送信についてコメントさせてください。最近、当社あてメールで「@loops.net」と"o"を二つにして誤送信されているケースが多くございます。当社ドメインは「@looops.net」と"o"が三つです。@loops.netドメインに送信してもエラーメッセージが帰ってこない(ドメイン所有者に依頼していますが、変更が困難とのこと)ため、気づかずにいらっしゃる方がほとんとです。大変お手数をおかけいたしますが、当社へのメール送信の際には、"o"が三つかご確認いただけると幸いです。"o"が三つのループスをよろしくお願いいたします。
 
 

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