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ビジネスに重要な「数字のセンス」がありますか?

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皆さんは以下のキャンペーンを見てどう感じますか?


50人に一人が無料のキャッシュバックキャンペーン実施中

いま、XXXをお買い上げいただくと、なんと50人に1人の割合で購入金額がキャッシュバックされるという驚きのキャンペーン!ぜひ、このチャンスをお見逃しなく!!


  • 50人に1人もタダになるのか?すごい!
  • 50人に1人なら当たらないだろうな?
  • 50人に1人なら当たるかもしれないな?

人により反応は様々だとおもいますが、ロトの3等がだいたい3万人に1人、ジャンボ宝くじの5等(3000円)が100人に1人ぐらいという確率に比べれば、50人に1人が当たる確立は高そうに感じませんか?

これは ANA (全日空)が2001年の終わりに打ち上げたキャンペーンを引用したものです。全日空では「日本全国どこでも、全路線全便50人に1人は無料です!!」というキャンペーンを行ないました。

飛行機であれば1便に必ず数人の当選者がいる確率となるので、無料で乗れた人が嬉しくてソーシャルで投稿しそうなキャンペーンです(その頃はまだ SNS は盛んではありませんでしたが)。またそれだけ当たる人が出てくると口コミでも広まり、キャンペーンが加速していきます。

では、このキャンペーンで会社に実質どれぐらい経費がかかっているのでしょうか?「数字のセンス」がある人であれば「たった2%」の割引をしているだけということが分かると思います。98人が通常の料金を払っていると仮定をすれば、たったの2%割引です。多くの人が利用する飛行機という性質を上手に利用した見事なキャンペーンだと思いませんか?

もしアナタが会社の上司であったならたったの2%割引で大々的に利用者の口コミになるのであれば、やらない理由が余りないですよね?なんせたったの2%引きだけですから。

このキャンペーにマーケターからもいろいろな意見がでたようですが、割引率だけから考えるのであれば Why not? という感覚の人が「数字のセンス」がある人ではないかと思います。

もちろん「割引率」以外にも「ビジネスの形態」、「キャンペーンの適用範囲」、「手続きの負荷」などいろいろと考えないといけないものはあると思いますが、キャンペーンなどのアイデアを提案する時には「数字のセンス」を一ついれると説得力も納得感もあがり、皆さんの評価も高くなるのではないでしょうか?

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参考サイト: ANA News ( http://www.ana.co.jp/pr/01-1012/01-070.html )

参考書: さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問から始める会計学 (著:山田真哉)

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岡のMy Web ページ (市場の動向や最新情報などを掲載): http://ibm.biz/ryosuke

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