JavaOneの前日にあたる今日、CommunityOne(サンマイクロのプライベートショー)が開催された。基調講演では、3月に発表された「Sun Open Cloud Platform」のデモがあった。
写真は同サービスを紹介するLew Tucker氏(Sun Cloud CTO)
EC2もそうだが、現在パブリック・クラウドはアプリケーション開発と試験確認用が適切な用途で、本格的な企業システムの運用レベルには達していない。 Amazon Web Services社のEC2がリードしているが、競争は始まったばかり。サンマイクロはOpen Cloud Platformで、EC2のキャッチアップを狙っている。ちなみに、中堅データセンター事業者Rackspaceなども、EC2を追っている。
今日は、Open Cloud Platformのなかでも、仮想ストレジ「Sun Cloud Storage Service」のパートナー数社がデモをおこなった。つまり、サンマイクロも最初はアマゾンのS3にあたるサービスから参入する。
EC2との差別化戦略は、いくつかあるがOpen Cloud Platformの「Hosted Private Cloud」部分が興味深い。これはSOX法などに対応を狙うデザインで、長年、サンマイクロが企業市場でビジネスを展開してきたノウハウが生きている。
成功の鍵はJavaコミュニティーがどれだけ、Open Cloud Platformを支援するかだろう。既に、多くのJava開発者はEC2を利用しているが、それを取り返すことに成功しなければならない。
なお、プライベート・クラウド向けのコンサルティング・サービスにもサンマイクロは注力してゆく。
もちろん、オラクルがサンマイクロを買収したので、サンマイクロのクラウド戦略は変更がでるだろうが、今日現在のところでは、その片鱗は見えなかった。
小池良次(www.ryojikoike.com)
Originally posted on ryojikoike.vox.com

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