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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

「ボーダーを着る女は、95%モテない!」は本当か?

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最近巷では、芸能人を中心に「当たる!」と評判の占い師である、ゲッターズ飯田氏の本「ボーダーを着る女は、95%モテない!」が流行っているそうです。
なんでも彼は、行動心理学的独自データを精査・確立した結果から、「ボーダーを着て、占いに来る人の95%は恋愛相談で、恋人がいなかった 」という事実から、このような法則を発表したそうです。

本日はカラーコンサルタント・イメージコンサルタントの立場から、この説に迫ってみたいと思います。

改めて周りを見渡すと、確かにボーダーを着た女性は多いような気がします。
「なぜボーダーを買ったの?」と聞いてみると、「かわいいから」「誰にでも似合うから」「柄物が欲しかったから」などと、ボーダー柄は多くの女性にとって、最も身近な柄といえるでしょう。

まずはボーダー柄について考えてみたいと思います。

新ファッションビジネス基礎用語辞典によれば、「もともとはレースの端の縞(しま)、または柄のことを指したが、現在では横方向の縞柄のことを総称する」とあります。

ボーダー柄の代表と言えばバスクシャツ。元々は南仏にあるバスク地方の船乗りの仕事着だったそうです。視界の悪い海上でも見分けがつきやすいように、コントラストの強い縞柄が好まれたと言われています。
それがマリンセーターの原型となり、現在のマリンルックの定番になったのですね。

ところでボーダーといえば囚人服のイメージもありませんか?
中世ヨーロッパでは、縞模様は悪魔の模様と見なされ、犯罪者や異端者は縞模様を身につけることを強制されたそうです。
ボーダーのどちらがメインかわからない縞が、人を惑すのが理由とされています。
また、囚人服がボーダーになったのは、その他にも脱走などの時に目立つからでしょう。

そうなのです!ボーダーは目立つ模様なのです。
自然界において、蜂や蛇など縞模様を持っている生物は警告色と言って、ボーダー柄をしています。これは「私は危険ですよ」というメッセージを他の動物に伝えるためです。
だから、コントラストの強いボーダーを着る人は、会う人にそういう雰囲気を与えている可能性もあるのかもしれません。

またボーダーはラグビーのユニフォームにも使われています。
連帯感を表すために横縞が用いられているそうですが、横に広がって見えるため、身体が大きく見えますよね。
だからボーダーを着ていると、男っぽく、太って見える可能性もあるのです。

他にも、ボーダーといえば、ピカソや楳図かずおさんが好んで着ています。
個性的で、子供のような感性を持っている方はあの縞模様に惹かれるのかもしれませんね。

そのように考えると、特にコントラストの強いボーダーを着ていると、他人には、女らしくなく、自己主張が強い、子供っぽい人のように映るのかもしれませんね。
いくら自分はそのような人間じゃないと否定しても、印象は他人が判断するものです。


ところで、ボーダー柄は誰にでも合うと思われている方が多いようですが、実は着こなすには結構難しいのです。
大人になるにつれて、それ1枚で着ると、あか抜けなく、オシャレには無頓着で、しまいには若づくりをしているような印象すら与えます。

ボーダーをうまく着るには、とにかく重ね着をすることです!
ボーダー模様を全面に押し出さないことです。袖や襟や裾の部分からボーダーがちらっとみえるような着方はおススメです。
また、ジャケットやベスト、ロングカーディガンなど丈の長いものと重ねると、横の線が強調されなくなり、ボーダーがおしゃれに見えますよ。 

他には、どうしてもボーダーが着たいなら、コントラストの弱い、細い縞のものを選ぶと、印象はがらりと変わるでしょう。
ただ部屋着のようなイメージにもなるのでご注意を・・・

 

ゲッターズ飯田氏によれば、ボーダーを着なくなった途端彼氏ができた人も多数いるとか!?

あなたはどうしますか?

 

 

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