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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

【口コミマーケティング】受賞した企業から学ぶ「売り手の顔が見える大切さ」

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皆様こんにちは。
私は「カラーコンサルタント」「イメージコンサルタント」「美容コンサルタント」の他にも、「口コミマーケティング」「女性マーケティング」についてのコンサルタントもさせていただいています。

今年も、アライドアーキテクツ株式会社が運営するソーシャルメディアマーケティングモール「モニプラ」の「ファンサイト・オブ・ザ・イヤー」が発表されました。
この賞はモニプラ出展企業約1000社の中から、ユーザーの方の投票によって選ばれるとても名誉ある賞です。

今回もまた、昨年に引き続きシャレコスキンケア様が金賞を受賞ました。
参加企業の数は倍以上に増えたに関わらず、その中でも依然支持を仰いでいるシャレコスキンケア。
その魅力はお客様一人ひとりを大事にしている姿勢にあるのだと思います。

担当の大野幸一さんは、モニター当選者一人ひとりに必ず手書きの手紙を添えきれいに梱包して発送します。お客様からは「丁寧な対応が素敵すぎる」「人から人へ伝えたいという姿勢が好き」「ぐっとくるお手紙がうれしい」という声がブログに反映されます。

特に女心をつかむのが、手紙の最後に添えられる言葉「いつまでも素敵な○○姫でいてくださいね」というメッセージ。
そのことに対しても、「嬉しくて思わずにやけてしまいました」「とっても女性の気分をウキウキさせてくれる良い会社」「『姫』と読んでいただき、ちょっと舞い上がりました」と書いてあるブログも多々見受けられます。
なぜなら、女性は皆根底に、お姫様願望を持っていて、特別扱いされるのが大好きなのです。

また、大野さんは書かれたブログに対して、必ずチェックしコメントを残します。
ブログを書いた人にしてみれば、自分たちの意見をきちんと受け入れてくれ、それに対して返事までくれるのでだんだん親しみが湧いてくるのです。
企画を考えて、モニターを募集し、モニターを選び、直筆の手紙を書き、そして梱包・発送をし、アップされたブログのチェックまですべて一人で行う大野さん。
前回の金賞受賞に驕らず、「よそ見せず、目の前のことをコツコツとやり続ける積み重ねの量」をテーマに、どんなに大変でも一つ一つこなしてきた結果が、今回2度目の受賞に結び付いたのでしょう。

今回銀賞に輝いたリソウコーポレーション様は、多数の賞を受賞した特殊なバイオ技術により、100%天然由来の基礎化粧品「リペアライン」を扱っている会社です。
ネット上ではかなり口コミ力が高いのですが、美容成分が他の化粧水とはまったく違い、独特な製品であるため、「一人でも多くの人に使用してもらい良さを実感して欲しい」「お客様の"綺麗"のお手伝いがしたい」という想いから、じっくり商品の良さを実感できる現品のモニターを行っているそうです。
また、お客様一人ひとりの美容の知識に合わせた「お客様目線」で相談に乗り、お客様からのメールにしろ発送にしろ「迅速な対応」をモットーにしているそうです。そのリソウコーポレーション様の商品のこだわりや誠実さが今回の受賞につながったのではないでしょうか。

今回銅賞に輝いた株式会社カコー化粧品様は、30年間化粧品を作り続けている会社で、一人でも多くのお肌にお悩みの方に、カコー化粧品の改善効果を知っていただくためにモニプラに参加したそうです。
こちらは山口社長さん自ら、モニター一人ひとりに電話でカウンセリングを施してくださるため、お客様からは絶大な信頼を得ています。
また、商品の開発にお客様の声を取り入れ、「すべてのお客様に満足して欲しい」という想いから何度も試作を繰り返し、消費者目線でこだわりをもって一生懸命モノづくりをされている姿勢に感激しているお客様も多いのです。

他にも、「Face to Face」賞に輝いた株式会社セレブ様も、積極的に座談会を行い、お客様と直接交流するようにしています。
リアルな場でのファンとのつながりを積極的に作り出した姿勢を評価されたそうです。

このように、ただ商品を提供するだけでなく、積極的にお客様との交流をはかっている企業がやはり消費者の心をつかむのだと思いました。
特にインターネットというデジタルな世界だからこそ、提供者の「顔が見える」ことが求められているのではないでしょうか。

 

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