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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

あなたは威張っていませんか?

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皆様こんにちは。
カラーコンサルタント・イメージコンサルタントRosaの山田美帆です。

先日ネット上の書き込みで、「なぜ市川海老蔵(さん)はものすごく威張っているのでしょうか?」と言う質問を見つけました。まあ彼が威張ってるかどうかは別として、一般的に威張ってる人は反感をもたれやすいですよね。

本当に威張っている人もいますが、中には、実際に本人は威張ってる自覚がないのに、いつも威張ってるように見える人もいます。
そういう人はなぜ威張って見えるのでしょう?

それはその人の態度やしぐさに現れているのでと思います。

皆様は知らないうちに「腕組み」をしていることはありませんか?
腕組みは体の前にバリアを作るので、相手に威圧的な感情を与えます。たとえこちらに悪気がなくても、相手にはコミュニケーションを拒否しているイメージに映るのです。また腕組みには、自分の体を抱きしめて外敵から身を守る排他的な要素も含まれており、否定的な感情を与えてしまいます。
よく会議などで、腕組みをして目を閉じている方がいますが、そういう方を見るとこちらまで不安になってきますよね。
特に女性の場合、男性以上に生意気で傲慢に見えます。

アメリカでもこの腕組みの行為は、防衛的で否定的な精神状態を表すマイナスポーズとされています。ただ写真を撮るときに、このポーズをされているアメリカ人も多いのですが、その時は満面の笑顔でのぞんでいるでしょう。だからどうしても腕組がお好きな方は、笑顔を意識してくださいね。笑顔があれば威圧感も薄れますから。

腕組のほかにも威圧的に見えるしぐさがあります。

それは顎をあげて話すことです。
顎の角度は実はとても大事なもので、その角度によって人に与える印象は変わってくるのです。
たとえば顎を引きすぎると、首が短く見えて目つきまで悪くなってしまいます。女性の上目使いはかわいいかもしれません(まあ人によります)が、男性の上目使いをそういう風に思われる方は少ないでしょう。
反対に顎をあげすぎる場合、目線が上から相手を見下すようになり、見られた方は「この人威張っている!」と感じるのです。オードリーの春日さんを想像していただくとよくわかりますよね。

多少顎をあげることはいいのです。特に男性の場合自信に満ちたイメージになるからです。顎を下げてとぼとぼ歩くよりも、顎をあげて颯爽と歩く方が、「仕事ができる男」を演出できますよね。

このようにしぐさひとつとっても人に与える印象は変わってきます。自分では気づかないうちに、他人にどんなイメージを与えているかわからないのです。だからこそ、普段から自分のしぐさを意識してみることも大事ですよね。

 

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