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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

暑い夏を色の力で乗り切る方法

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皆様こんにちは♪
カラーコンサルタントRosaの山田美帆です。

いよいよ夏本番、毎日厳しい暑さが続いてます。
エアコンが手放せなく、電気代が気になる方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そういう方々のために、今回は、「色彩心理を用いて涼しくする方法」をお話したいと思います。

実は色には温度があるのです。
赤・オレンジ・黄のように、火や太陽を感じさせる色は、温かく感じます。
逆に、水色や青のように、海や空を感じさせる色は、涼しく、そして冷たく感じるのです。

こういう実験があります。
目隠しをして、赤い部屋と青い部屋、それぞれに入った時に、どちらの部屋が暑く感じたかという統計をとりました。
するとほとんどの方が、赤い部屋を選んだのです。

「目隠ししてるのになぜ?」と思われた方・・・
実は色は波動なので、目からだけでなく皮膚からも感じることができるのです。
しかも、それぞれの部屋の体感温度を聞いたところ、なんと3度も差があったわけです。

つまり、こういう暑いときは、青系の色を周りに取り入れればいいのです。
カーテンやクッション、ベッドカバーなどを青色にしてみてください。
寝苦しさが軽減するかもしれません。
オフィスでしたら、寒色系のお花を飾ったり、小物や置物を青系にするだけでも違ってきます。

この色彩心理は様々なところで用いられています。

先日発売された、ダイソンの羽根のない扇風機。
これも青系、もしくは無機質な色で展開されていますよね。
これが暖色系の色でしたら、あまり涼しさを感じなくなるかもしれません。

また、先ほど「色は肌からも吸収される」と言いましたが、青系の服を身につけるのも、一つの方法です。
着ている本人も、見る人の目にも涼しく映り、お互いが気持ちいいものです。
暑いときは、どんどん青系の洋服を着ましょう!!

他にも、青には、人の心を冷静にさせる作用があります。
ただでさえ暑いのに、あまり怒りたくはないですよね。
そういう怒りを鎮めたい時は、青の力を使いましょう。

ところが、青はまた、食欲も減退させる色です。
暑くて食欲がない時に、青ばかり見ていると、余計食べ物が入らなくなってしまいます。
そういう時は、オレンジで食欲を出して、夏バテをしないようにしましょう。

エコブームの今、エアコンの設定温度を高めにして、青をうまく用いるのも一つの方法ですよね。

 

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