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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

クールビズは自分自身を磨くチャンス!!

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皆様こんにちは。
カラーコンサルタント・イメージコンサルタントRosaの山田美帆です。

 

読者様から「クールビズにどんな格好をすればいいかわからないので教えてほしい・・・」というご要望をいただきましたので、今回はこのことについて書かせていただきたいと思います。

「ネクタイや上着をなるべく着用せず、夏季に28度以上に設定された冷房に対応できる軽装の服装を着用しましょう」と、環境省の呼びかけで始まったクールビズも大分定着してきました。

しかし、この「ノーネクタイ、ノージャケット」という姿は、ともすればだらしない印象を与えてしまう可能性があります。
特に営業職など人と接する職業の場合は、そういうわけにはいきませんよね。


まずはシャツに気を配ろう


クールビズの際、ネクタイをはずしても、だらしなくならないようなシャツに気を配ることが大事になってきます。

年々、クールビズ用に沢山のシャツが出ており、格好良く着こなせるものも増えてきました。
以前に比べて、今はバーゲンなどでも凝ったシャツが売られており、手軽に手に入ることができるようになったのではと思います。

襟や袖口部が白で、身頃と袖がストライプなどの柄物か色物となっているシャツ「クレリックシャツ」、襟元が高くなっている「ドゥエボットーニ」などは、相変わらずクールビズの人気商品です。
また、ボタンホールのカラーステッチに、アクセントを施しているシャツも定番になってきました。
これらのシャツは、ネクタイやジャケットをつけても外しても、お洒落に見えるのでおススメです。

また最近では、ポロシャツと同じように鹿の子素材のシャツや、涼感素材を使ったシャツのように通気性に優れたシャツも出てきていますので、どうしてもジャケットを着なければいけない時など、ニットのネクタイと組み合わせてはいかがでしょう?


ジャケットを脱げない場合


ジャケットにおいても、きちんと感は保ちながら軽量化を計った、ジャージージャケットやシャツジャケットが多数出てきています。
これだと、軽くて通気性も良く、シワになりにくいこともあって、前年に比べて売り上げもグイグイ伸びてきているようです。

ところが、それでもカジュアルになりすぎると困ってらっしゃる方は、やっぱり普通のスーツを着用するしかありません。
その際おススメは、「ストライプスーツ」です。
ストライプスーツには堅さと強さがあるので、ネクタイを外しても、そこまでだらしなく見えません。

ストライプには色々な色と線の幅さがありますが、地色とのコントラストがある色、そして線が細いほうが、シャープですっきり見えます。
黒っぽいスーツの場合、ピンクや水色などの明るい色がいいでしょう。


ネクタイを外して一段上のおしゃれを

 

また、ネクタイを外した場合、ポケチーフを用いるのも、さりげなくおしゃれに見えるでしょう。
その際は、シャツの色と同じ系統にするのがいいかと思います。

最近では、ノーネクタイをおしゃれに彩る、ジャケットの襟を飾る「ラベルピン」や、シャツのアクセサリーとしての「クリップチェーン」、シャツのボタンにつける「アンルース」など様々なアクセサリーが出ています。
ここまで来ると、おしゃれに関してはかなりの上級者と言えるでしょう。

 


クールビズの服装を難しいと思う必要はありません。
年々、クールビズのアイテムは多様化して、ファッショナブルになってきています。

スーツにネクタイという万年同じ格好ばかりしているよりも、少しでも自分自身のセンスや外見など自分自身を磨けるチャンスと思って、様々な服装に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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