ユーザー参加型ウェブ・ソーシャルウェブを考察するブログ
Joostがブラウザから視聴できるようになって、見る機会が少し増えました。Joostというのは平たく言えばネットTVで、コンテンツは供給元と契約済みの「プロ動画」に限定されています。YouTubeのようにユーザーが動画をアップロードすることはできません。プロ動画という観点で言うとhuluやVeohが競合ですが、ブラウザベースになったことで各種動画Webサービスと同じ土俵で戦うことになりました。
自分はネイチャー系の番組やドキュメンタリーが好きで、たまに寝る前などに見ますが、バッファが間に合わずストップすることも最近はあまりありません。ただ、ソーシャルな側面はあまり使われていないようです(使いたくないです)。初期設定では、自分がどの動画を見たのか垂れ流し状態になっており、プロフィールも公開されていますが、ステルスモードに変更することもできます。
でもプロ動画というとやっぱりhuluのほうが好きです。デザインがエレガントだし、動画リストを見ながらポップアップで説明が読めるなど、細かなユーザーインターフェースが使いやすい。コンテンツもhuluのラインナップのほうが好みです。一年間P2Pクライアントソフトを使わせた挙句、ようやくブラウザに主戦場を移してきたJoostと、最初からブラウザでプロ動画、と堅いスタンスで始まったhuluの差でしょうか。huluはVPNを経由するなどしないと日本から視聴できない点は残念ですが。あと、Joostのイメージキャラクターはグラフィックも声も日本人の感性からするとキモい気がします(Joostトップページに現れます)。
hulu

Competeによると、Joostの2008年11月の月間ユニークビジターは54万人、huluは338万人ですが、Joostは伸びてきています。ユーザー生成ビデオの頭角YouTubeが黒字化をいまだ達成していない中、huluやJoostといったプロ系サイトがどのように収益を挙げていくのか、見ものです。
この点に関して、先月フィナンシャルタイムズで、YouTubeとhuluの予測広告収益を比較した記事が掲載されました。2008年はYouTubeが約1億ドル(100億円)の収益(売上)を上げると見られているのに対し、huluは約7千万ドル(70億円)にまで迫っており、来年には両社とも約1億8千万ドル(180億円)で拮抗するだろう、ということです。
しかも、YouTubeがすでに国際化しているのに対し、huluのサービス提供はまだ米国内に留まっています。drevolutionさんのブログによると、経費を差し引くとすでにhuluの利益のほうが上回っているという見方もあるようです。来年もhuluに注目です。


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