ユーザー参加型ウェブ・ソーシャルウェブを考察するブログ
FriendFeedは、最近流行りのサービスの一つ。ユーザーは自分が使っている複数のWebサービスのアカウントを登録しておくと、それぞれのサービスでの最新の活動履歴が友人に通知されます。例えば自分のブログの最新記事、Last.fmで聴いた音楽、flickrにアップした写真、twitterへのつぶやき、LinkedInの更新情報などです。こうしたSNSからの情報アグリゲーター(収集サービス)の分野では、他にSocialthingが勢いをつけています。
これらのサービスを使うユーザー像として、私はまず次の二種類の集団が思い浮かびました。一つは、自分の友人がいつどこでオンラインになり、何に興味を持ち、Web上でどんな行動をし、何をtwitterし、何をflickrしたか、いちいち気になってしょうがないような、帰属欲求・依存性の塊のようなユーザー。
もう一つは、この手のサービスを徹底的に活用し、自分の主義主張、ブランド、戦略、いかした趣味、先見性といったものを誇示したくてしょうがないような、活動家。もっと言うとパーソナルブランディング魔。 少し誇張した感はありますが、正直なところです。
FriendFeedに更新情報を集めることのできるWebサービス

私もFriendFeedに登録してみましたが、正直言って友人のWeb上の行動にほとんど興味がないので、大して面白くないです。twitterやブログ記事の購読なら、RSSリーダーにそのまま登録したほうがよさそうです。他のフィードとごちゃまぜになるとかえって読みづらいです。とここまで思ったが、もう少し良く考えてみると、着眼点が違っていたことに気づきました。
こうしたサービスが生まれた背景には、あまりにも多様化したユーザー参加型Webサービスの濫立、そしてfacebookが導入したマシンガンのようなNews Feed機能(誰が誰と知り合ったとか、誰がプロフィールに何を追記したとか、これでもかと細かな更新情報を通知する機能)の成功を感じます。
そして、facebookのNews Feed機能を見ていて思うのは、実は「友人とのつながり」や「友人の最近の動向」そのものよりも、重要なのは、友人がどんな「新しいfacebookアプリ」を使ったか、あるいは友人が興味を持っている「自分の知らない情報」は何か、ということだったりします。
そうした未知の情報に初めて出会ったとき、取捨選択の基準となるのがソーシャルグラフ(知り合いのネットワーク)です。つまり、赤の他人の声は、あまり重要なものとして意識されないが、友人の声はなんだか気になるということです。
ソーシャルグラフはまさしくウェブ上のスパムフィルタであり、ノイズフィルタであり、レコメンデーションエンジンです。FriendFeedも、今は一種の「ともだちニュース」として軽く見る程度でよいかもしれません。真価を発揮するのは、友人の伝える情報にもっと着目したときでしょう。
一方、凋落傾向が激しいmixiやGREEなどが生き残る手段としては、この「ソーシャルグラフの活用」は将来性のある選択肢だと思います。もはや、「友人」とウェブ上でつながることなど、何の目新しさもありません。重要なのは、そのネットワークを活かして別のことをすることです。

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