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開けてしまったらあふれ出すテクノロジー。そこには希望が残っていた!

A.I. ロボット・インテグレーター3ヶ月め突入

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転職して2ヶ月が経ちました。一昨日がちょうど2ヶ月だったのですが、人工知能学会会期中で書けませんでした(毎晩呑んでたからではありません、と書いてもだれも信じない・・・だろう www)

新しい職場にいくつかのタスクがあり、そのうちのいくつかは進行しはじめています。残念ながら、今ここに内容を書くことはできませんが、どれかはいつかお披露目できるかもしれません。
今の職場は研究所です。一緒に仕事をしている人も、ほとんどの人は博士であり、研究者であり、日々、データと格闘し、統計し、小難しい式を書き、論文を書き、学会発表の準備をしています。私もIBM基礎研究所時代にいくつかやりました。それを強く求められました。でも、あまり上手にできませんでした。48歳になってからチャレンジしてすぐできるようになるものではないことを痛感しました。
もちろん今の職場も研究所ですから、それができることに越したことはないのですが、マネージャーであることもあり、それを中心に求められることはなくなりました。でも、学会には行きます。来年は自分で研究していることを発表して貢献しようかと思います。
最近、私が何を求められていて、なにを貢献できそうなのか、をやっと理解してきました。
研究員の皆さんは、ずっと研究員の仕事をしてきたそうです。私は逆に研究員の仕事は、28年間のIBM経験のうち、最後の19ヶ月のみでした。それ以外の仕事は、メインフレームのサポート技術員、ソリューション・ソフトウェアの開発、マーケティング部門でエバンジェリスト、パートナー教育、デリバリーリード、セリング、ソリューション開発など。ぜんぜん経験が違うんですね。この違いを重宝されているようです。
まったく違う経験と知識を持つもの同士が、それぞれのものを出し合ってシナジーを生み出す。それっていいですよね。
新しい会社でも新しい人脈ができ、A.I. をテーマにいろんな外部人脈も広がり始めました。これも新しい始まりだと思います。今回、取引のできそうな知り合いもできました。人工知能やロボットの人材は、IBMがやっているようなエンタープライズなところ以外にたくさんいます。そういった人たちと徐々に関係が作れ始めています。はこだて未来大学の松原先生や中島学長とも今回お話する機会がありました。
ロボット、人工知能、それを職業にできていると実感できはじめています。まだ皆さんになにもお返しできてないので、いつか成果を出したいと思います。
人工知能という言葉は非常に幅広い意味合いで使われているのだなぁ、と感じます。今は「人間の知恵による工夫が加えられたなんらかの装置」を人工知能と総称しているのだな、と理解しています。だから人の形をしていないかもしれません。人のように会話したりしないかもしれません。単に計算して、うまいことなにかのタスクをこなす、だけかもしれません。それでも人口知能と呼ばれているようです。
HRI の研究成果を世に出して実用化するのが私の仕事です。ご興味のある方はどしどしご連絡ください。お待ち申し上げます。それ以外のテクノロジーも、つなぎ合わせていきたいと思っています。そういった話も大歓迎です。人工知能を「業界に育て上げる」のが私の役割です。
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