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世の中のフェリカ・CRMツールに心を奪われたマーケティング担当者の日記

若者向けおサイフケータイソリューション

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相変わらず花粉症がなかなか厳しいですね。

おサイフケータイをタッチすると、花粉の飛散量が減るツールが出たら、ものすごいモチベーションでタッチしてしまいそうです・・・・

というのは冗談で、昨日のブログで少々記載した通り、電子マネーを含むFeliCaを利用したソリューションは、未だ、20代後半から40代を中心とした世代で最も利用されており、若者世代の利用率(そもそも認知度)が低いのが最大の課題になっています。

新しいサービスに敏感かつFeliCaに対応したおサイフケータイ(最近の機種)の所有率が高いに世代も関わらず、これは非常に残念な結果ですね。大半の事業者が実施しているサービスのプロモーション施策が「ポイントサービス」に特化しており、どうしても、毎日のように同じ店舗・同じ地域を利用する「主婦層・ビジネスマン」が中心になってしまっているというのが要因かもしれません。

そんな中で、おサイフケータイのポータル事業者であるピットスクエアが若者をターゲットにしたプロジェクトを展開し始めたようです。

ケータイ  de タッチプロジェクト

友達同士のおサイフケータイをタッチして、タッチした回数(友達の数)をPCサイト上でランキング表示。タッチの多いユーザにはEdyギフト券をプレゼントというサービスです。

私見ですが、本サービスの利用向上に向けて、いくつかの工夫もされています。

タッチに利用する専用のアプリケーションが、「若者(特に女の子)が好きそうなデザイン」になっている点、「メールアドレスを含む詳細なユーザー登録は一切不要」にしている点、「amebaと連携して若者に人気のブロガーをサービスのPRキャラとして採用している点」などです。

もちろん、最終的に、本サービスで終わりとせず、ノベルティをEdyギフトにすることで、若者へEdyの認知度を向上させるというのも良いですね。私も最も何か考えなくては。

このような「非決済サービス→決済サービス」と結びつくようなキャンペーンがどんどん増えていくと、恒常的に電子マネーの認知度も上がるかもしれないですね。

P.S.

専用のアプリケーションは、フェリカネットワークスのピットモットのようですね。ピットモットアプリのFeliCaリード(カード読み取り)の機能を利用し、読み取ったID情報を携帯の通信網を利用してサーバにアップロードしているようです。

なんとなく、誰が仕掛け人か想像がつくな。

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