オープンソースビジネスや、オープンソースの動向、IT業界におけるマーケティングなどについてお伝えします!

2017年、IT業界はどうなるのか?

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寺田です。
新年最初の投稿が、こんなにも遅くなってしまいました。。。
大変申し訳ございません。

今年は年始に、富士山麓にこもって修行してきました^^

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今後のIT業界(主にエンタープライズ領域)について予想してみましたので、今回はその内容をお知らせします。

2017年、IT業界を変える 3つのキーワード

「世界を変える」ではなく、「IT業界を変える」キーワードについて考えてみました。
この点で、「FinTech」と「IoT」を選外にしています。

第3位「人工知能」

「人工知能が普及すると、失業者が増える」と言われています。
その是非はともかく、これは経営者から見ると、「人件費が削減できる」ことを意味します。

この点で人工知能は(例えばIoTなどに比べて)導入効果が分かりやすいため、急速に普及していくでしょう。
IT企業はお客様への提案の中で、何かしら人工知能を活用した提案を求められるようになるはずです。

なお、当社では今年早速人工知能のセミナーを企画、開催しました。
定員60名のところ、100名以上の申し込みがあり、注目度の高さを実感しました。

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https://osslabo.doorkeeper.jp/events/55359


第2位「クラウド」

Amazon Web Service等のパブリッククラウドは、既にIT業界を席巻していますが、今年注目したいのは「Salesforce」や「kintone」などの「PaaS」です。

当社とおつきあいさせて頂いている大手ユーザー企業でも、積極的にSalesforceを活用しているところも多いですし、中堅中小SIerの中でも新規ビジネスとしてSalesforceに取り組むところも増えています。
また、Salesforceパートナー企業はどの企業も事業が好調のようです。

スクラッチ開発よりも圧倒的に生産性が向上しますので、この流れは今後加速するでしょう。


第1位「内製化」

2016年12月13日に、当社主催でユーザー企業のみでの情報交換会「マジセミ ユーザー企業会議」を開催しました。
今回のテーマは「内製化」です。

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https://osslabo.doorkeeper.jp/events/54296

「内製化」というテーマでご参加いただいたので当然と言えば当然なのですが、それでも日本を代表する大企業(それも歴史がある企業も含めて)が、そろって「当社は100%内製化を目指す」と言われていたことには衝撃を受けました。

好むと好まざるとに関わらず、この流れは確実に来ます。
この流れの中で我々はどうするべきか、真剣に考えなければなりません。


ITエンジニア大移動

Salesforce等のクラウドの活用や内製化によって、IT業界は大きく変わって行きます。
ここでは、ITエンジニアの流れからその動向を見ていきます。

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  • 前述のように「内製化」によって、ベンダーやシステムインテグレーターから、ユーザー企業へITエンジニアが移動していきます。
  • 「内製化」や「Salesforceなどのクラウドの活用」によって、従来型のスクラッチ開発による請負業務(システムインテグレーション)は減少するかもしれません。
  • 上記のように、従来型のシステムインテグレーションが減少していくため、ベンダーやシステムいてグレーターは差別化が必要になります。自社パッケージやSaaSを開発・提供したり、特定の技術領域に特化したり、ビジネスが変化していくと考えられます。
  • 当然ながら、コンシューマー向けITビジネスは急拡大します。Web系企業にITエンジニアが移動します。

図が分かりにくくてすいません^^;

従来のベンダー、システムインテグレーターからユーザー企業やWeb系企業などにエンジニアが移動し、結果としてラボチームのような形になるのではないか、ということを示しています。(以下でも説明)

中小企業向けの市場(SMB市場)

従来のSMB市場は、パッケージビジネスが中心でした。
しかし最近では、多くの優良なクラウドサービス(SaaS)が登場し急速に普及しています。

これは期待を込めてですが、SaaSが普及し「API連携」が容易になれば、中小企業でも各システム間の連携や、様々な自動化が可能になるかもしれません。
中小企業のIT活用は遅れているので、この分野の市場が活性化すると、日本全体の生産性向上に繋がると思います。

システムインテグレーターの崩壊

公共分野や金融業界では従来とあまり変化はないかもしれませんが、その他の業種におけるシステムインテグレーターは、ユーザー企業の(内製化による)ITエンジニアをサポートするための組織に変わっていくでしょう。

具体的には、少人数のラボチームでの開発が増えるのではないかと予想します。
また、中小企業向けのラボ開発も増えるでしょう。

システムインテグレーターはどうするべきか?

では、今後システムインテグレーターはどうするべきでしょうか。
以下のような戦略が考えられます。いずれも差別化が重要です。

  • 公共・金融分野に特化。
  • ユーザー企業からパートナーとして認められるようなベネフィットを提供し、他社と差別化。たとえば、ユーザー企業へ新規ビジネスの提言や共同事業など。(コスト削減ではなく、共に成長するための提案ができるかどうか。)
  • 多数のラボチームを運営する組織。
  • 自社製品、自社サービスの開発。
  • 特定技術に関するコンサルティング。

次回はまたオープンソースビジネスの話題に戻りたいと思います。


2月13日(月)に、当社オフィスにて勉強会を行います。

2月13日(月)に、当社オフィスにて勉強会を開催します。ご興味ある方は、以下のサイトからご連絡ください!

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https://osslabo.doorkeeper.jp/events/56805

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