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いや、やっぱり聞いていただけなくても結構なんですがとりあえず垂れ流させてください

レッドハットLinuxトレーニング3日目。

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さて、RHCE(Red Hat Certified Engineer、レッドハット認定エンジニア)資格取得のトレーニングコースもいよいよ3日目。

この、RHCEトレーニングでは全日程、同じ講師の方に講義をしていただくのですが、この講師の方の説明図がまとまっていてためになります。

編集という仕事柄、説明図を作るというのは日常茶飯事なんですが、なかなか勉強になりました。

Photo1_s 教室の風景。右のホワイトボードは講師の方が使用。

ちなみに今回の講師の方はもちろんRHCE所持者で、さらにトレーニングのトレーナー以外にRHELシステムのテクニカルコンサルタントもされているそうです。どうりでお詳しい訳ですな。

あと、一緒に受講している方々なのですが、このクラスは全12名。第1日目の始めに簡単な自己紹介タイムがあるんですが、それによるとみなさま職種は、プログラマーさんからシステム管理者、情報システム全般の担当をしている方など様々でした。UNIXシステムを管理していて、Linuxも最近やっているので勉強しにきた、という方も数人いて、UNIXからLinuxへのシフトが起こっている、というのが実感できます。

さて、本日の受講内容ですが、いよいよサーバー管理周りのお話に入ってきました。そのため、難易度も設定項目も一気にアップ。ますます気が抜けない状況に。

ちなみに、この「RH300 RHCE速習エキスパートコース」というコースは、それぞれ4日間の「RH131 システム管理コース」と「RH253 ネットワークサーバ構築およびセキュリティ管理コース」で学ぶ内容を一気に学ぶというコース。つまり、通常8日間でやる内容を4日間で片付けてしまうという、その名のとおり特急コースなわけで、そのためペースは非常に速く、予備知識がないと相当しんどいと思われますのでご注意を……

カーネルとカーネルモジュール、procファイルシステム

カーネルモジュールについてやその設定方法、そしてprocファイルシステムからの情報取得について。ただし、今回は「速習」コースのため、詳細な説明はなく、「cat」コマンドで情報取得、「echo」コマンドで設定、といった程度。

LVM、RAIDの使い方

LVMやRAIDを使ったパーティション管理方法の説明。これも、GUIツールなどは使わずにコマンドラインでガリガリ設定。RAIDやLVM自体の解説は簡単にしか行われなかったので、予備知識がない人はつらいかも。

Web関連サービス(Apache、Squid)

WebサーバーApacheと、ProxyサーバーSquidの設定。Apacheについては、設定例を用いて解説されたけど、Squidはさらっと流して終了。Squidは全然使ったことがなかったので勉強したかったのに、残念。その割にSquid関連の演習問題はボリュームが多い。

今日に限らず、昼休みは実習時間をかねて1.5時間〜3時間くらい確保されているんですが、勝手に休んで勝手に演習をやる、というパターンなのでダラダラ休みすぎると大変なことに。というか、大変なことになりました……。Squidは触ったことがなかったので、必死でmanページとテキストを見ながら作業。やっつけ仕事のようになって、頭の中にあまりやったことが残ってません(汗)……

NFS、FTP、Samba

おなじみのファイル共有プロトコルの使用法。しかし、やはり内容的にはSambaがメイン。Sambaの設定は設定ファイルの設定項目も無駄に多い上分かりにくい。しかも昼食後でお腹もふくれているということで、睡魔に襲われる俺……

ということで、途中記憶が途切れるも、詳しいテキストとmanページと若干の経験のおかげでなんとか演習は切り抜ける。しかし、結局Sambaについてはまだ生半可な知識のままで終了です。

DNS

DNSも一度いじって、その設定の難解さに困ったサーバーの1つだったので期待していたのですが、講義スケジュールの都合上概要のみの説明となりました……。「速習」コースということでしようがないとは思うのですが、残念なところでした。

電子メール

こちらもおなじみ、電子メール。RHEL(Red Hat Enterprise Linux)では、sendmailとpostfixという2つのMTA(メール配信エージェント)が用意されているのですが、今回はsendmailメインでの講義。sendmailも、ちょっとかじっていたのでとくに問題無し。というか、sendmailの設定は非常に複雑なため、詳しく掘り下げると泥沼になるためにやらないのでしょう。きっと。

また、テキストにはほとんど解説されていないのですが、imap4/pop3サーバーであるdovecotの導入についても、演習で行いました。「dovecot」というimap4/pop3サーバーがある、ということすら知らなかったので勉強になりました。ただ、dovecotはマニュアルがなくてしんどかったんですが……

以上、RHCEトレーニング3日目のご報告でした。

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